ひとりごと

しめこ

思ったことをもちゃもちゃと書いてます。

それは剣というにはあまりに大きすぎた・・

アニメ

『ベルセルク』を完全映像化 劇場アニメ第1弾年内公開へ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1461030&media_id=54



少女?の頃の自分には衝撃が強すぎた作品でした。


中学生の頃深夜やってたこのアニメを見て、

その独特の世界に惹かれました。

しかし欲望、孤独、残虐性、絶望感、嫉妬、憧れ、嫌悪、焦燥・・

あらゆる感情が強く渦巻きすぎていて、

自分の容量をはるかに超えるものであり、

いつも気持ちを振り回されて、呆然として布団に入ったものでした。



学生の頃漫画を読み、

更に深い闇に引きずられました。

部室にこの漫画があり、

いつも夜遅くまで稽古した後、つい読みたくて手を伸ばすのですが、

すぐに後悔するのです。

どろどろとした、その深く果ての無い闇はどこまでいっても救いがなく、

やっと光が差しそうになっても、その闇が生きているかのようにおびただしい腕という腕を伸ばして襲いかかり、

渦のような波のようなその中にまた引きずり込まれるのです。

暗い部室、一人で読んでいるともう何ともいえなくて、

このままで終わることができず、救いを求めてあと1ページとページをめくるのですが、

救われないどころか更に深淵へ・・

・・それを何巻繰り返したやら^^;



この独特の世界観は漫画という形が一番表現できるのでは?と思いますが、

勿論映画製作のスタッフやキャストの皆さんもプロです。

見るのは非常に怖いので、もしかしたら見ないかもしれませんが、

おそるおそる、一応楽しみにしています。


どんな作品になるのかは判りませんが、原作の流れを再現していくのでしょうか?

ガッツの脆くも真っ直ぐな純真さ、

グリフィスの神々しさがどのように描かれるのか、期待です。

でも、あのグリフィスは絶対見れない(>A<)

そして、人間のあらゆる感情の渦・・

最後には絶対救いがあってほしいと切に祈ります・・。