いくら戦乱の世だからといっても武士だって休息が必要。

戦の無いつかの間を利用して

縁側で梅干をつまみながら酒を飲み、愛読書・源氏物語を読みながら優雅な時を過ごしていた。


う～んｖ塩っ辛い梅干は最高にいい。

家臣たちは健康の為、塩を控えてくださいというが、そんなもの知るか！

これから先もずっと塩っ辛い梅干を食べてやるぞい。

え～っと・・・源氏物語はどこまで読んだっけな？

光源氏マジかっこいいすぃ～

あっ！養子の影虎だったら光源氏にぴったりイメージ合うかも！

いつか影虎に光源氏の格好でもさせてみようかのぅ。ホッホッホッホ


「殿！大変でございます。」

「ん？何事じゃ！敵襲か！！」

「いえっ実は武田信玄公が・・・」


わしが作った情報調達の為に結成させた忍部隊・”軒猿”の一人がやってきた。

さっき影虎を光源氏に満たせて想像し変な顔になっていないだろうか・・・

まあ軒猿はわしに絶対服従だからもし変な顔になっていても誰にも言わないであろう。うん。そう信じている。


「殿・・・？」

「い、いや。なんでもない。信玄公がどうしたって？」

「はい！武田信玄は今川氏真によって塩の物流を停止させられ、甲斐・信濃は塩不足に陥っている模様でございます。」


なんだって！塩不足という事は信玄のやつ、塩っ辛いものが食べられないという事か！かわいそうなやつめ！

塩恋しさ故に死んでしまったらたまらん。

武田信玄は親友と書いてライバルと読む間柄。

信玄と戦う時、正々堂々と勝負をして決着をつけたいものだ！


「そうだ！塩不足で困っている信玄の為に塩を送ってあげよう！」

「え～！マジっすか殿！」

「大マジじゃ！至急ありったけの塩を信玄の所へ送ってやれ！」

「は、はい～」


こうして塩が武田信玄の元に届き”敵に塩を送る”という言葉が生まれたのであった。



　～　補足　～

今さらですが１月１１日は。上杉謙信が武田信玄に塩を送ったとして”塩の日”です。

いつも情報収集でお世話になっているウィキペディアより

・上杉謙信の愛読書は源氏物語
・縁側で塩っ辛い梅干をつまみながら、酒を飲むのが好き
・情報収集のために”軒猿”という部隊をつくった。
・武田信玄とは正々堂々と戦いたい！

このキーワードより好き勝手に文章を作らせていただきました。
（下線部は史実に載った内容でございます）

ちゃらけた内容で

上杉謙信のイメージが崩れてしまったという方がいたらごめんなさい。