天使の棲む街

くりす

日々の事やら趣味の事、たまに気まぐれに短編詩とか徒然に…。

【お題】初めて読んだ本?【想い出の本】

小説/詩

おぼろげな記憶なので定かではありませんが、
自分が初めて読んだ絵本や漫画以外の本というと一番古い記憶にあるのは
松谷みよこさん作の「ちいさいモモちゃん」に辿り着きます。

確か学校や幼稚園でたまにやる本の販売のチラシが来たので
母親が何気なく?注文したものだったと思われます。
今読む分には全然何てことないとは思うのですが、
幼稚園児~小学校低学年が読むには挿絵も要所要所にだけで
それほど多いわけではなく、若干文字量が多かったと記憶しています。
でも頑張って読み終えた後は満足感というか、
こんな分厚い本を読めるなんて自分大人じゃん♪と思ったものです。

その後、縁あって学級文庫で一度だけ
「モモちゃんとアカネちゃん」の一部を読んだきりだったのですがそれきりで。
大人になって気になったので最近になって調べて見たところ、
このシリーズって完結までも30年以上も掛かってた上に
パパとママが離婚していたのですね^^;
あまりの急展開と長期シリーズっぷりに
「魔女の宅急便」シリーズ並みにビックリしましたw

まったくの余談なのですが幼稚園の頃誰かから譲り受けた絵本があったのですが
その絵本の「白雪姫」は原書に忠実な内容で、
悪いお妃様は真っ赤に焼けた鉄の靴を履かされ焼け死んだ表記がありました。
あと、幼稚園で一度だけ読んでもらった紙芝居の「シンデレラ」も原書よろしく
金の靴で魔法使いが出てこないヴァージョンのお話でした。
「カチカチ山」や「ちびくろサンボ」がNGだったりする昨今
(ちびくろ~は別の理由でしょうが)
幼稚園児向けの絵本や紙芝居で原書童話を載せるというのが
今となってはものすごい事のように思えますw
昔は表現に寛容だったんですかね?

でも昔って、何気なく子供の手に取る物や触れるものにも
ひっそりと毒が潜んでましたよね?
それでトラウマになる事も少なくはなかったし…。
でも、それ故に世の中って綺麗なだけじゃない事を学んだし
情報の取捨選択を自分でするって事も覚えた気がします。
そう思うとやっぱり例の都条例とかは過保護な条例じゃないかなぁ?
と、個人的には思ってしまいます。