☆「山名耕作の不思議な生活」横溝正史
横溝正史といえば金田一耕介のシリーズがあまりにも有名で、それ以外のものはあまり話題にならないような気もしますが、なかなか面白い作品が埋もれています。
元々はB6版の「恐ろしき四月馬鹿」に収録されていた初期短編集ですが、文庫化される時に二冊に分けられたそうで、そのうちの一冊である本書はなかなかお勧めです。
特に、表題にもなっているこの作品は金田一耕介のシリーズとはかなり趣の違った作品です。ネタバレになりそうなので控えますが、どんでん返しのラストはなかなか面白いと思います。
サビ猫
2011/01/29 00:35:21
横溝正史は短編も面白いですよね!
『恐ろしき四月馬鹿』私もだいぶ以前に読みました。
いまどきのミステリー小説と違うのはやはり横溝正史の独特の文章ですよね。
思いだしたらまた読み返したくなってきました。