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世界救らいの日

日記

世界救らいの日

 1月29は、世界救らいの日とされています。
 癩(らい)とは、ハンセン病の旧称のことです。
 癩菌による慢性伝染病です。
 癩菌は抗酸菌の 1 種で,1874 年ノルウェーのA.G.H.ハンセンによって発見されたこともあり、現代では、ハンセン病とよばれています。
 特に、江戸時代には癩は〈かったい〉と呼ばれ、社会から締め出されていました。
 ですから、癩者は、四国や九州の霊場や寺院を遍歴・徘徊していたそうです。
 明治になっても、癩に対する偏見と恐怖はかわることなくつづきました。
 このような癩者に、救癩事業に最初に手をつけたのは外人宣教師であり、多くの癩病人は昭和初期まで全国を放浪していたという悲しい現実がありました。


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