☆契約と約束
契約を結ぶことは、民法で認められた法律行為の一つです。また、契約は当事者間の合意で成立するという点で、約束に似ているといえます。しかし、単なる約束と異なる点をあげると、契約とは一定の権利・義務の発生・変更・消滅を意欲する当事者の意思の合致を内容とする合意であるということです。また、契約内容の実現が法律上の強制手段に裏打ちされていることも大きな違いになります。
つまり、単なる約束はそれを守らなければ、道義的に非難されることはあっても、それ以上その責任を追及されることはありません。それに対して、契約が成立している場合は、法的拘束力が発生するので、法的に責任を追及されることがあります。逆に言えば、このようなことがあるため取引社会を維持することができるわけです。
サビ猫
2011/02/03 23:59:38
現代と違って、中国の春秋戦国時代なんかではたとえ口約束でもそれを破ることは道義に反するというので
約束を破ると破った相手からだけではなく、自国の民からも失望されて評判が落ちたらしいですね。
ある国の王子が他国に亡命しているとき、その世話になっている国の王に
「私が王になったら、この国と戦争する時は必ず三舎譲りましょう」
と言って、後に本当に戦争のとき10里(だったかな^^;)譲ったそうな。
契約じゃないただの口約束を守ると男があがりますよね。
昔の中国はこういうカッコイイ話がたくさんあるのに
現代の中国が信用をなくすようなことばかりするようになったのは何故なんでしょうかねえ。