無駄に費やす日々~日常という名の非日常~

透明マリォ

2009年4月5日スタート!
ほとんど更新しませんがよろしくお願いします。
最近は主に小説を載せております。
たまに、自分流の哲学を織り込んでいたりします。
新小説のタイトルと少しの設定を求む!! By狐鞠

新小説第17話後編2

自作小説

新小説プロジェクト第1作品『気分は雨時々曇り後晴れ―非日常の世迷言―』
第17話『月、沈ム。』
後編2

世界といったシステムが今破綻しつつある。
というか今のバランスは少々無理がある。
なぜならば神が規制力を持っていないんだ。
今そういう状態だから、怪異が神に向かって反逆をおかす。
人間も信仰をやめるようになっていく。
だから俺は決めた。
世界のシステムを頂点から崩すと…
でも、ごめん…頂点に、立てなかったみたいだ。
だけど安心して、俺は希望を置いていくから。
まだ、壊す機会はあるんだ。
だから…

???「彼は愚か者ね…利用されていることに気が付いていたくせに、され続けるなんておかしな人よね」
??「彼が愚か者だったからこそ俺たちはここまでこれた…」
影夜「間もなくっすね…ってか俺っちまでこんな変な集団に入れさせられてたんすね」
月音「ところでさぁ、私まで捨てるんじゃないでしょうね?鉦鏡 月華夜(かねかがみ つきかよ)さん」
月華夜「月華夜、ではなくなるのよ間もなく、私は鉦鏡 月夜(かねかがみ つきよ)となるの」
月音「全くわかんないわね、どうしてその名を名乗ろうとするの?」
月華夜「だって月華は生きてる、それに間もなく死ぬ月夜の意思を継ぐために…よ…ウフフ…」
??「まぁ俺の知ったこっちゃないけどな、ところでみんなは?」
影夜「そういや見えないっすね」
月華夜「タイミングを見計らってくれているわ」
月音「あんた人使い荒すぎ」
月華夜「そうかもしれないね…お兄ちゃんを殺すぐらいどうとも思わないぐらいなんだから」
影夜「勘違いも甚だしいっすねぇ~そんなことあの人はどうとも思ってなんかないっすよぉ~」
??「だといいな…」

月夜「鬱陶しい化け狐めが!!」
九尾「今わかったぞ…お前は神なんぞではない!ただの怪異程度がわしに勝てると思うてか!」
月夜「そのために、あの爺くさいところにいたんじゃねぇか!!てめぇらみたいなチンピラ怪異どもを蹴散らすためによぉ!!」
九尾「うそじゃな…半分は」
月夜「だったらどうだってんだ!!俺は、俺はぁぁぁぁ!!」
九尾「何故そこまで生き急ぐ?」
ツクヨミ「焦っている?…あいつに限って…」
眸「ど、どういうこと?」
ツクヨミ「それにどうしてあんな技を使うの…」(この小童がいるというのに)
月夜「…ちっ…どうしてこの程度の力で…」
九尾「全く…最強の技でこの程度か?」
月夜「黙れ…俺は決めたんだ…たとえすべてを犠牲にしても!!」
九尾「なぜ嘘をつく…おぬしは狼、鬼ではなかろうに…」
月夜がちょっと前に、私たちを助けに来た姿
翼の生えた巨大な狼
月夜「今、教えてやる…よ…俺はただの狼じゃねぇ…俺は…星牙狼…だからこそ月の神として」
九尾「お主が?…ふははははは!笑わしてくれるわ!お主が星牙狼ならばわしらの敵になることはありえぬ!」
月夜「それは違う…それは過去の人間の事だ」
そう…過去とは決別した。
だから…
欲望だらけの世界からもおさらばして…
優しい世界になることを…願って…

大空の神「それでは決定を下す…誠に残念だが…鉦鏡月夜を…称号剥奪に処す」
大地の神「次に月の神の後継者だが…」
月華夜「その必要はありませんことよ…お爺様方」
炎の神「お爺様方だって?それは俺たちの事か?はっはっは笑わせるぜ、嬢ちゃんごときがよ!」
月華夜「口を慎め!我はこの神聞会評議長、月の神の後継者であるぞ!」
水の神「嬢ちゃんこそ…口を…」
大地の神「そうだぞ!ふざけるのもよさんか!!」
月華夜「では見ていなさいな…世界が変わるときを、壊れていく音を」
大空の神「ん?何をするつもりじゃ?」
影夜「簡単っすっ…?!」
月灯「何…やってるの?…」

続く

今日の名言
『周りを気にするぐらいだったら死ね!お前の人生を歩めないなら生きてる意味はないからな!!』

以上!