無駄に費やす日々~日常という名の非日常~

透明マリォ

2009年4月5日スタート!
ほとんど更新しませんがよろしくお願いします。
最近は主に小説を載せております。
たまに、自分流の哲学を織り込んでいたりします。
新小説のタイトルと少しの設定を求む!! By狐鞠

(後日談)第24話

自作小説

小説復帰記念小説『黒髪の少年エルフと老犬』 ―後日談篇―
第24話『They is having love beyond the fate』


アルハルド「運命は変えられたと思う。
だって魔王と勇者が一つ屋根の下で暮らせるぐらいだ。
正直今はもうどうにかして魔王としてフロウトを育てることを考えるのはやめて
自分の恋とやらを成就させようと考えている。
しかしあれだな
壁に耳あり障子に目ありってのは案外正しいのかもしれない
この前もアクセサリーを買おうとしたら
勇者さん、魔王さんに告白するんですかい?
だったらこの指輪がお勧めですぜ
なんて言いやがる…
なんで俺があいつのことを好きだと知っているのだろうかね…
おっとこのことは当人には内緒だぞ?
男同士の約束として誓いやがれ!」

フロウト「ふっふっふ…アルさんってば隠したって無駄なのにねぇ
でも面白そうだから黙っておこうっと
ところでエルフさん、エミリーさんに告白したらどうなんです?
天国にいても手紙で伝わるんですから
それはともかくです
聞いてくださいよぉ
アルさんってばね、私をいじめるんです
名前呼ばれたから返事したら
ん?
とかいいんだすんですよ!!
ひどいです!
乙女の純情を弄ぶなんて!!」

エルフ「なんていうか
二人はお似合いだね
うん
ぴったりだ
何より愛し合えてる
正直うらやましいよ
アルの気持ちもよくわかるし
フロウトの伝えたいこともよくわかる
二人には幸せになってほしいと思う
幸せになれなかった俺からの言葉はこれぐらいかな
ごめんよ、と伝えてくれるかな?
やっぱりだめかな
それはともかく
おめでとう、そして」

「ありがとう。」

第24話
~完~

以上!