聖典研究・善根功徳

ディオ

ダンマパダ第6章82節 深い湖が、澄んで、清らかであるように、賢者は真理を聞いて、こころ清らかである。

オレステイア 四

30代以上

「供養する女たち」

旅人に扮したオレステースは母の館に向かい、オレステースはすでに死んだこと、オレス

テースの骨壷を持ってきたことを伝える。母クリュタイムネーストラーは嘆き悲しみ(これ

が演技か本心かは観客の判断にゆだねられる)、オレステースを館に招き入れる。オレス

テースは、まずアイギストスを殺害し、ついに母クリュタイムネーストラーを殺そうと近づ

く。旅人の正体がオレステースと知ったクリュタイムネーストラーは、息子に向かって必死

の命乞いを行う。クリュタイムネーストラーは、かつて息子に注いだ愛を訴える。しかし、オ

レステースは情夫に愛を注ぎ夫を殺害した母クリュタイムネーストラーを責める。それも

運命であったと弁明する母に対し、それならここで殺されるのも運命として、オレステース

はついに母を殺害する。   つづく