白梅

足掻くか諦めるか

日記

非常時の備えは、ついつい日常生活の中で優先度が低くなるのはありがちなことで。

我が家も、非常持ち出し袋だけは用意していたが、石油ストーブが無かったりする。

もちろん今更買いに出たところで店頭にあるわけもなく、ネットショップで見てもまともそうなところは在庫無し、中古をリサイクルとして驚くような値段をつけて売っていたりするサイトもあるほどで。

さて、ここで他の暖房方法をと考えてみてもプロパンガス式のストーブも当然無い。七輪や練炭コンロを探せば無くは無いが、屋内用には向かない。
たまたまここ数日は、新聞とラップを体に巻いて緊急的に凌ぐ程は寒くない。

家屋に被害がでたわけでなし、怪我も無いのだから、停電の間家の中で過ごすのくらい何とかせねば、ね。
寒いのぐらいは、頑張て凌いでみる気は十分あるのだが。


地震や津波、火山の噴火、台風、といった自然災害は、足掻いてでも生き残ろうという気が起きる。どうしようもないほどの災害なら諦めもつく。
普通に燃やした火が手におえなくなって大火事になったとしても、人間の遺伝子を傷つけ次世代へ悪影響を及ぼしたりはしない。

さて、原発がいよいよ危機的な状況になっているわけで。政府の発表は実態より常に遅く過少なものと思っている私には、もはや東北はもちろん関東甲信越の皆が相当量被爆してしまったと思えてしかたがない。

既に亡い被爆1世の両親が、この状況を見なくて済んだだけが救いか。


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