空に浮かぶ白い雲のように、、、海に浮かぶクラゲのように、、、、マイペースのＢ型にとって仕事は
平たんにかつスムーズに流れていって欲しいものです。

今仕事で回っているお客様で“瞬間湯沸かし器”の様にすぐ怒りだすお客様がいて苦手です。
とにかく自分の気にいらないことがあれば、辺りかまわず怒りだすタイプの人なのです。
その人との面談しなければならないことがあれば、とてもブルーになります。でもその人は会社の
ご意見番みたいな人で、僕は色々な相談や報告のため、月に最低２回位はどうしても面接しなけれ
ばならず、避けては通れない人なのです。

もう、今年は何回雷が落ちたことやら、、、、その度に一応所長には、「もう嫌われてるみたいです」
とか「出入り禁止になりそうです」、「担当交代のいい季節になりました」など、ジャブを放つの
ですが、いっこうに相手をしてもらえません。

なぜなら、所長も数か月に一度くらいはこの“瞬間湯沸かし器”のところに挨拶に来るのですが、
本当に薄いぺらい挨拶程度で核心に触れることは無いからなのです。

しかし、今年、そののんきな所長についに“天誅”が下る日がやって来ました。
それは、会社の色々な報告をする日で、おいしい話を僕がセットしたので、所長も鼻の穴を少し広
げて“瞬間湯沸かし器”の処へ俺も行くと僕と自ら同行を申し込んできました。

前半は僕がセットした各種のインフォメーションに“瞬間湯沸かし器”もご機嫌で、所長もあたかも自分が
準備してきましたといった様な振る舞いで機嫌よく説明していきます。

所長が「では最後に、、、」と言って　あるイベントの案内状を見せたとき、“瞬間湯沸かし器”の表情が、
険しくなりその直後、大魔神の形相に、、、「なんだ!!　この企画は～なんでこん奴に話をさせ
るんだ!!」と、怒りは瞬時に頂点に達し、激昂し始めたのでした。
所長は初めての体験で、何が何やら分からず目を白黒するばかり、しかし我にかえり
「いえ、今回は○○さんの紹介で企画を、、、」必至の弁解を試みました。
　が、しかし“瞬間湯沸かし器”から「でも、了解したのは所長のお前だろう!!」言われては逃げ道がありません。
（その時、僕の心中ではﾔｯﾎｰ君が叫んでいました。　ﾂｲﾆｷﾀｿﾞ(o◕ฺω◕ฺ)ﾉ ﾋｬｯﾎｰｩ♫　ﾜｶｯﾀｶ、）

所長は「申し訳ございません」と何度も平謝りをしてなんとかその場を逃げるように退散しました。

帰りの車の中で、「今日は、えらい目にあっちゃいましたね、、、、」と話を振ると、
（全く同情の気持ちはありませんが、、、、）
所長は「よ～分かった、勉強になったわ～」を１０回以上その言葉を連呼し、その日は会社に戻ったのでした。

その後、プランを練り直し報告に行き“瞬間湯沸かし器”の了解を得ることができました。
しかし最近「“瞬間湯沸かし器”はお前じゃないと駄目だ」と担当に続投の話をされてしまい、
僕の苦悩はこれからも続くのである。
（/・_・＼) 　ウー
補足：ちなみに悪意を持って“瞬間湯沸かし器”が起こる様な資料をそろえたわけではなく
　　　あくまで、事故なのである

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