そう言えば、ホワイトデーたら言うのがありましたね。
2月のバレたデーには、私はひとつの収穫もございませんでした。
しかしながら、息子はご近所からチョコのプレゼントをゲットしたようです。
仕方がないので、私が息子の尻拭いをせねばなりません。

あの～、私思うんですよ。
私にチョコをくれておくと、とっても得するなぁと。
ブランドバッグなどは期待できませぬが、代わりにうまいものを作りますから。

さて、今年は何を作ろうかと。
昨年のラーメン丼にレアチーズケーキを作ったのは、形はともかく好評だったのです。
仕方ないので、今年は得意のアレを出そうか・・・。

ミルクレープ！

まずはカスタードクリームを作ります。
ザルで薄力粉をゆすってボウルに入れます。
上白糖を投入。
それに卵黄を４個入れてみます。
ホイッパーでがしゃがしゃかき混ぜましょう。
別の鍋で牛乳を温めます。
間違っても沸騰などさせないように。
適度に熱くなったら、さっきのボウルに混ぜます。
硬いものと柔らかいものを混ぜるのですから、少しずつ混ぜながら入れて行きます。
いい感じに混ざったら、それを鍋に入れ火にかけましょう。
今度は完全沸騰するまで、ひたすらかき混ぜましょう。
沸騰すると、卵と薄力粉の作用でドロッとしたクリームになります。
火を止め、ヴァニラビーンズとバターを少々入れ、香り付けしましょう。
最後に表面にバターを塗れば、冷却してもカピカピにならずに済みます。
とりあえず常温冷却の後、冷蔵庫で冷やします。

はぁ、ようやく第一段階のカスタード完成。。。

次にホイップクリームを作ります。
生クリームに上白糖を加え、ヴァニラエキストラで香りを付け、ひたすらホイップホイップ。
コレはキアヌ君にも手伝ってもらいましょう。
しかし、すぐに疲れる８歳児・・・。
最後は私のパワーで、いい感じの固さのホイップクリーム完成。
そしてキアヌに味見をさせます。
おいしい～と笑顔で再びボウルに指を突っ込もうとするのを阻止し、冷蔵冷却。

やっとこさ、第二段階完了。

先ほどのカスタードクリームが冷えたら、今度のホイップクリームと合わせます。
このクリームが絶品なんですよ。
ふわっとした舌触りにヴァニラの香り、そして卵の濃厚なコク。
再び味見をさせるキアヌは、狂喜乱舞。
２本目の指をペシッとした後、大切なクリームは冷蔵庫の奥へ鍵をかけて仕舞います。

これで第三段階終了。

さて、いよいよクレープを焼きます。
ボウルに砂糖、薄力粉、溶かしバター、全卵を入れ
よくかき混ぜた後牛乳で伸ばします。
フライパンに薄く油を敷き、クレープ生地をレードルで流し入れます。
フライパンを上手に回し、薄くなるように広げましょう。
火は弱火ですよ。。。
要領は薄焼き卵と一緒です。
周りに焼き色が見えてきたら、ピラッと剥がし濡れ布巾の上に落下させましょう。
ひとつのミルクレープを作るのに、凡そ１３～５枚くらいがちょうどいいでしょう。
はい、頑張って一枚ずつ心を込めて、クレープを焼きましょう！

わずかな残りエネルギーの中、第四段階終了。

クレープが完全に冷えたら、いよいよミルクレープを重ねてゆきます。
最初にクレープを敷き、その上に完成した激ウマクリームを乗せます。
クレープの隅１ｃｍ程残して、綺麗に広げましょう。
その上に再びクレープを敷き、またまたクリームを広げます。
この繰り返しを、目標のクレープの枚数が終わるまで続けます。
最後に一番焼き色が美しいクレープを載せ、完成です。
そのままラップをして、一晩冷蔵庫で寝かせましょう。
本当は表面をザラメでカラメリーゼとかすると、かっこいいしパリッとした食感が味わえるんですけどね。
面倒だし、好き嫌いもあるし、そもそも道具がないのでしませんっ。

翌日、一日寝かせてしっとりと仕上がったミルクレープが出来上がっています。
包丁で切り分ければ、ミルフィーユ状の切れ目に美しい焼き色があいまって、今までの努力が全て報われるスイーツに仕上がっているはず。
コレに合う飲み物は・・・ブランデーティなどはいかがでしょうか？
う～ん、この贅沢者！

さて、完成したミルクレープを早速キアヌと共に、チョコを頂いたお宅へお届けしました。
翌日、絶賛のお電話を頂いたのは、言うまでもないでしょう。

あ、品目量は身体で覚えているので書けません。
まぁそこは男の料理ですから・・・。

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