今日の風景

 

昼下がりの公園…今日はポカポカして気持ちが良い日だった…。

柔らかい日差しで暖められたベンチの腰掛け…

愛猫のきららを膝の上で抱いて物思いに耽っていた。

 

のどかで爽やかな空気。澄みきった青空。小鳥のさえずりと風の音…。

この公園に植えてある桜の木のつぼみも少し膨らみかけていた…。

今日は、ここで、なにか新しい小説でも書きたい気分でもあった。

 

ふと前を見ると同じ様にベンチ腰掛けた２０代中頃の青年が携帯ゲームに夢中になっていた。

その青年の右膝には彼の息子であろうか、ちょこんと座って携帯ゲームの画面を覗き込んでいる。

 

 

「あ～ほらっ！やられてるやんっ！ぼくの言う通りせんからや！」

「うるさいなぁ。お前がゴジャゴジャ言うからやろっ」

「さっき拾たポーション使わなあかんやん！あ～また緑色のアイテム見逃してるし…」

「うるさいってっ！オレはな…これ白黒の時代からやってんねん…知らんやろお前っ！」

「そんで、白と黒しか見えてへんのか…。さっきな‥アイテム落ちとったんも、知らんやろ…

　言うたらまた怒るから言わんかったけど…あの光放ってるのは結構、重要やで…多分…。

　なぁ～ぼくにもやらして～な…。」

「あ～か～ん～～！車、運転してる時出来へんやろっ…だから、公園におる時はオレがやるんや…！」

 

 

…共有の観点から言えばそうなのだが

どっちが子供で大人なのだか…。

 

あまりにも静かな公園なので、いやでもその会話が耳に入ってくる…。

思わず吹き出しそうになって…

仕方なく愛猫のきららに話しかける様にして誤摩化してみた。

きららっwww…もう、そろそろwwニコッとwショップにでも寄ってw w きららの好きな梅ごはんw

でも買って帰ろうwww …かっw。はっw

 

…駄目だ…。笑いすぎて言葉が正確に発音出来ない…。ククッ…ッ^_^::