☆ジョニーは戦場へ行った
反戦運動が目立ちますが、賛成派も反対派もこの映画を一度観て頂きたいと思います。この映画は本当に衝撃的なのですが、さらに第一次世界大戦の時にこの映画のモデルになった話が実際にあったそうです。それを、トランボ監督が小説にし、さらに映画化となったという経緯があります。また、「ジョニーよ戦場へ行け」(?)という徴兵を促す映画があったそうですが、それに対する映画だそうです。
【スジ】
否応なしに戦争へと駆り立てられてたジョニーは、ヨーロッパの戦場へと出征して行った。そして、前線で砲弾の直撃を受け手足や目、鼻、口、耳まで失って帰還してくることになる。もう、人間といえる存在でなくなったジョニーは「姓名不詳重傷兵第407号」として扱われることになる。軍医長テイラリーは「もう死者と同じように何も感じない、意識もない男を生かしておくのは、彼から我々が学ぶためだ」と言う。
何度か「過去の回想」と「夢」のシーンが続き、夢の中にはイエス・キリストが現れたりする。
ジョニーは新しいベッドに移し変えられ、看護婦も変わった。その看護婦はジョーのために小瓶に赤いバラを一輪生ける。やがてクリスマスになり、看護婦はジョニーの胸に指でMERYと文字を書き、クリスマスであることを伝えようとする。そうするとジョニーは頭を動かしてモールス信号で応答しようとする。
その後、ジョニーの送ってくるモールス信号が「SOS」ということが判明し、将校はジョニーの額にモールス信号を送った。
「君は何を望むのか・・・」
「外にでたい。人々にぼくを見せてくれ、できないなら殺してくれ」
看護婦はジョニーの訴えどおり安楽死を決行しようとするのであるが、将校に止められてしまう。そして、部屋の窓は閉ざされ、黒いカーテンが引かれ、ジョニーただ一人が残され、いつまでも「SOS」は繰り返されるのであった。
うめきち
2011/04/03 20:56:30
映画をちゃんと見たことはないのですが、考えさせられる映画ですね
ペドロ&カプリシャスの「ジョニィへの伝言」はこの映画が元になっているという噂だそうです。
サビ猫
2011/04/03 00:37:15
私、初めて小説を読んだのが高校生だったのですが、本当に衝撃でした。
映画見る勇気はちょっとありません・・・。
『ジョニーは戦場へ行った』と『家畜人ヤプー』を読んでから、かなり人生観変わったと思います。