法律は、道徳や習俗などと併せて社会的規範と言われます。また、社会的規範とは日常の生活において行動の指針となったり、善悪の判断基準になったりするものです。

ただし、法律は道徳や習俗と法律は大きく異なり、その内容が組織的な力、特に国家権力などの社会的な力で強制的に実現されるものです。また、多くのものは違反するとペナルティが科されることがあります。

また、一言で法律と言っても、実際にはいろいろな意味で使われています。狭い意味では六法全書に記されているものを言いますが、政令（内閣が制定する命令）、省令（各省庁が制定する命令）、条例（地方自治体が制定する命令）規則（国会や最高裁が定めるもの）も法律の中に含めることがあります。
その他には、各大臣や行政委員会などの長が法令の解釈や運用方針などについて発する「通達」もあります。