ほんとうならフィギュア世界選手権は、先月東京で開幕の予定だった。
余震が続く東京での開幕は困難…開催日を伸ばしてロシアでの開幕となった。
そして今、男子のフリーが放映中。
いいなあ、待った甲斐があります。
熱戦です…！

浅田真央選手とキム・ヨナ選手。
最初にこの２人を、太陽と月と表現したのは誰だったかな。
トリノ五輪のときは２人とも年齢が規定に達してなくて、参加できなかった。
天津爛漫な浅田選手が太陽、静かな表情のキム・ヨナ選手が月。
どちらも甲乙つけがたい、魅力的な少女スケーターだった。
勝手に宿命のライバルと呼ばれるようになった。
それぞれの国の期待を背負って、バンクーバーへの道を歩き始めた。
採点方の細かな変更や、ライバルライバルとことさらに煽るマスコミに振り回され、２人とも苦労してきたはずだ。
それを乗り越えて、バンクーバー五輪の舞台へと駆け上がってきた。
どちらも全力を尽くした。
そして僅差で勝ちを治めたのは、月のほうだった。

でもね、キム・ヨナ選手だって韓国の太陽なんだ。
誰がなんと言おうと、バンクーバーでの演技は。
彼女の輝きだったもの。

さて、今回は？
二人以外にも、たくさんの星が素晴らしい輝きを放っている。
星はみんな太陽だ。
自分の輝きを放って、視ている人々を魅了する。
その輝きが、希望を届けてくれるように。
日本選手団、頑張れ。
秋津島に希望の光を届けてくれますように。