花束 小説/詩 2011/04/28 22:49:47 テーブルの上の花束ぽっかり空いた空間にそれはあった誰が置いていったのだろうその人はもういないのに会うことの出来ない遠くへ行ってしまったのにカーテンを揺らしカゼが花束にささやく瞬間やさしい声がした私は花束を強く抱きしめそっとテーブルの上に重ねた甘い香りの中やさしい声が聞こえたかすかに消えていくように