『夏への扉』ロバート・A・ハインライン

小説/詩


 時間SFといえば、やはりハインラインの超有名なこの作品。

 「舞台は、1970年12月のコネチカット州。30歳のぼく(ダニイ)の
  飼い猫のピートは、いつも冬になると夏への扉を探す。
  家にたくさんあるドアのどれかが夏に通じていると固く信じているのだ。」
 (ROBERT A. HEINLEIN『THE DOOR INTO SUMMER』
         RUBY BOOKS 講談社インターナショナル(株)より引用)

 1970年がかなり未来風に描かれているのが面白い。
 そして、何といっても夏への扉を探すピート(猫)が可愛い…
 未読の方は是非ご一読を。


 さて、読めもしないのに『夏への扉』の英語版を購入してしまいました。
 「原著」ではなく、「英語版」なのは、ルビ訳付きだから…
 (これなら自分にもスラスラ………の筈……だといいな…否、単なる妄想です)
 この本では「Hired Girl」を「ロボットお手伝いさん」と訳していますが、
 昔読んだ本では「文化女中機」と訳されていました。
 今時分、女中はNGですかね。
 しかし、「文化〜」に時代を感じますね。
 「文化包丁」とか「文化鍋」とかw
 同義語に「電気〜」というのもあります。
 意味は、「最新鋭の」とか「流行の」とのこと…
 神谷バーのカクテル「電気ブラン」。
 電気分解でもして作るカクテルなのかと思ってましたよw
 当時、「文化〜」とか「電気〜」がお洒落だったんですね。