ハイデン

輸液セミナー

勉強

 昨日は、小児と高齢者の輸液療法の話。
 成人では細胞内:細胞外の水の比率が4:2前後なのに、2~3歳頃までは量的な関係が逆転していると言うことでした。
 まあ、羊水の中に浮かんでいたのですから、むしろ、その方が自然。


 乳児の細胞外液が1800ml、1日の水の出入りが900mlずつなので、補給がなければあっという間に脱水症状。


 そして最近の研究では、手術後の維持液として用いられる3号輸液のNa濃度がどうも薄すぎるらしい、と言うデータが集まりつつある。
 なので、現在推奨されている量の6割程度でよいらしいと。


 高齢者は、筋肉が落ちているため、細胞内液が体重比で3割程度まで減少している。
 他にも代謝・排泄系の機能低下よって、脱水症状に陥りやすい上に、のどの渇きを感じにくくなっていたり、元々皮膚がかさかさ気味なので、外見で脱水の判断がしづらい。


 高齢者の話は時間が押していて駆け足気味でした。^0^;