黒猫の本棚。

黒猫

本棚。は未読者を意識して紹介してる...つもりです。

未読既読予定は別にして 貴方がどこを魅力に感じるのか、に興味があります。
どれでも過去日記でも一言付けてくれれば、幸いです。 本読まれない方は、それ以外でかまってください。

本棚。12

小説/詩

1・「書物狩人」 2.「書物迷宮」 3.「書物法廷」
著者・赤城毅 あかぎ つよし   出版・講談社ノベルス

きらきらした文章と可愛らしい文字の友人に、紹介してもらった本。

世に出れば、一国をも揺るがしかねない秘密をはらんだ本を、
合法非合法を問わず、あらゆる手段で獲得する、伝説上の職業 “書物狩人”

その中でも業績ナンバーワンを誇る、
彼に獲得できない本はない、とまで言わしめるエキスパート
“ル・シャールス” を主人公とした 
歴史ミステリーです。

エキスパートと呼ばれる人物は皆、共通した何かを持っていて、
それが何かは口惜しいことに言い表せないのだけど、

ル・シャールスはそれを持っている
それが狂おしいほどに憧れます。 カッコいい!

世界史好きな方にすすめてみたい作品でもあります。
私はどうにも歴史、政治には疎いので、どこまで真実で嘘なのか、はかり知れませんが
歴史の裏側がこの本に描かれた通りだったら、と夢見た本でした。