☆続バラの育て方 1
つぼみの処理
新苗は翌年以降のために、1年目に出てくるつぼみは早めに摘み取ってください。その後は、関東より南の地方では夏期のつぼみは摘み取ってください。ただし、摘み取り方にもポイントがあり、大輪咲きのバラはわきから出るつぼみは摘み取り、中・小輪のものはそのままにして房咲きにさせます。
ベイサルシュートの処理
べイサルシュー卜(株元から出る太い芽)は、放置しておくと花が咲きすぎて樹を弱らせることになります。そのため、50cmほど伸びたら先端10cmを折り、わき芽が伸びてきたら同じようにします。ご面倒でも秋までこの手入れは続けてください。
剪定
余分な枝を整理することで、バラは生き生きしてきます。でも、やたらと切ってしまうのはよくありません。バラは時期や品種によってその方法が異なります。
夏の剪定
8月下旬から9月上旬が夏の剪定の適期になります。まず、枯れ枝や生育の悪い枝を思い切って切除してください。次に、それまでに伸びた枝の3分の1程度を、高さを整えながら切ります。
冬の剪定
2月の中旬が冬の剪定の適期になりますが、芽の伸び出す1ヶ月前までに終わらせてください。ここでもれ枝や生育の悪い枝を思い切って切除してください。次に、開花させる枝を切り詰めますが、切る位置は樹高が50cm程度で外側についている芽の5㎜程上を斜めに切るようにします。
木立ち性バラの剪定
全体の高さの1/3~1/2を残すようにして、枯れた枝や病気の枝を元から間引きして全体に形を整えます。
半つる性バラの剪定
花の咲かない茎は切り取り、主な枝は1/3に切りつめ、側生枝は2/3の長さに切ります。
つる性バラの剪定
よほど伸び過ぎてしまった場合を除き、つるバラは1年目と2年目には剪定をせず枯れた小枝や病気の枝、弱々しい枝を切るだけにします。