TAKEのつぶやき

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☆おとめ座

その他

おとめ座は全天88星座のうちでうみへび座の次に大きな星座ですが、目立つ星がないのが寂しいところですね。
春の大三角形または春の大曲線を使ってスピカを探してください。これは比較的簡単に見つかると思いますが、残念ながらおとめ座にはその他に目立つ星があまりありません。でも、晴れた日に目を凝らすと、このあたりに横に倒れたYの字が見つかることもあります。がんばってみてください。
このスピカはラテン語でとげとげした穀物の穂の意味で、麦の穂が描かれています。
また、おとめ座は葡萄やワインと関係が深く、学名virgoはフランス語のvin(ワイン)の語源とされています。これはその昔、この星座が見える頃にワインの製造が行われ、乙女が葡萄を足で踏んで潰していたことに由来するということでした。また、バージンもここから派生したそうです。

ギリシャ神話では、農業の女神デメテルのひとり娘ペルセフォネは、冥界の王プルトーンにさらわれてしまいました。これを知ったデメテルは怒りと悲しみのために、天上から姿を消してしまいます。このため地上は暗く寒い日が続き、農作物が全く出来なくなってしまいました(ここは日本の神話によく似ていますよね)。これを見たゼウスはプルトーンのもとへ行き、ペルセフォネをデメテルに返すように命じました。承諾したプルトーンはペルセフォネに12個のざくろを渡し、帰途につかせました。しかし、これはプルトーンの策略でした。そうとは知らないペルセフォネはそのうち3個を食べてしまいました。
実は、このざくろは婚姻の証でした。そのためペルセフォネは毎年3ヶ月間プルトーンのもとで暮らさなくてはならず、その3ヶ月の間は冬になり農作物が取れなくなるのだと云うことです。