風邪にはうどんがいいそうです。つまり、うどんは消化するのに無駄なエネルギーがかからないので、胃に血液が集中せずに温もりが全身に行き渡るそうです。そうすると風邪のウイルスに負けないように身体は頑張ってくれるのだそうです。
昔、大阪のうどん屋には風邪薬を置いていたのですが、薬事法の関係でなくなりました。
ところが、最近になって「うどん屋風邪一夜」という名前の風邪薬が発売されています。

【スジ】
屋台のうどん屋が、酔っ払いに呼び止められ、からまれる。飲んだ経緯を繰り返し繰り返し聞かされたり、好き勝手に言われたりするが、結局水だけ飲んで帰ろうとするので、頼んでうどんを食べて貰う。しかし、酔っ払いは唐がらしを全部かけてしまい、辛くて食べられないと怒って金も払わず行ってしまう。

次に、うどん屋を呼び止める声がする。注文かと思って行ってみるが、「子供が寝たばかりだから静かにしておくれ」と苦情を言われる。

今度は表通りの大店の若い衆がかすれた小さい声で呼び止められる。大店で大口の注文だろうが、店の主人に聞こえないように小さな声で注文していると勘違いする。
うどん屋も同じ調子の小声で「おいくつですか？」
「ひとつ」
さらに、この客は味見で、食べてうまかったら、大口の注文があるものと、うどん屋はまたしても勘違い。
若い衆はうまそうに熱いうどんを平らげる。
そして小声で「うどん屋さん・・？」
うどん屋はいよいよ追加注文かと期待して小声で「へぇぃ」

「お前さんもお風邪をひきなさったの？」