黒猫の本棚。

黒猫

本棚。は未読者を意識して紹介してる...つもりです。

未読既読予定は別にして 貴方がどこを魅力に感じるのか、に興味があります。
どれでも過去日記でも一言付けてくれれば、幸いです。 本読まれない方は、それ以外でかまってください。

本棚。22

小説/詩

1・ 「ローワンと魔法の地図」
2・ 「ローワンと黄金の谷の謎」
3・ 「ローワンと伝説の水晶」
4・ 「ローワンとゼバックの黒い影」
5・ 「ローワンと白い魔物」

著者・エミリー・ロッダ  訳者・さくま ゆみこ  挿絵・佐竹美保  出版・あすなろ書房

児童書です。
内容が薄すぎたり、長すぎたり。引き込まれるけれど、ナナメ読みしか出来なかったり。
それでもまだローワンの名を忘れずにいる。 そんな魅力がローワンにはあります。 

ローワンが予言に従って、物事を解決していく様はまるで・・・ こんなこと言ったら気を悪くされるかしら…? 
まるで よくある童謡で殺人事件が起こるかのようです。  あくまで連想するってだけです。 本作は冒険物語。 探偵も殺人もありません。

ローワンは、リンの村に住む少年。勇敢な戦士であることを重んじるリンの村の中で、ローワンは気性の穏やかな家畜、バクシャーの世話しかできない役立たず。
自分の影にもおびえる、やせっぽちのウサギくん。
でも、だからこそ、リンの村を救えるのは彼しかいないと。他の人と異なる彼だから。

リンの村で、「賢い女」あるいは「魔女」と呼ばれる老婆が告げる、”予言”を道しるべに、ローワン達は、村を脅威から救う為の冒険に出ます。海賊や旅人、根なし草とは違って、あまり遠出しない印象があります。

あるときは、枯れた水を取り戻すため。
あるときは、村人達を眠りから覚ますため。
あるときは、毒を盛られた母を死から救うため。
あるときは、敵の手から妹を取り戻すため。
あるときは、村に春の暖かさをもたらすため。


今回あらためて読み返したら、なんだか「過去の歴史を忘れるな。」というメッセージを受けたような気がします。歴史は繰り返されるものです。

  • 黒猫

    黒猫

    2011/06/09 06:54:23

    そうですね^^ 何度も読める本に出会えて嬉しいです。
    なんだか昔読んだ時よりも、別の過去読んだ本達の言葉がちらつきました。あれから年を重ねたのだなあと感じました(笑)

  • coco

    coco

    2011/06/08 21:25:32

    読むたびに、感想というか受け取り方が違ったりしますよね。

    何度読み返しても面白い本に出会えるのは幸せですね♪