幸達磨

2011/07/13 00:50:13

※※※ブログ企画の投稿はこれにて終了します。※※※
完結編については、FC2の小説サイトにて発表しますが、何分、編集に時間がかかりそうなので、少々お待ちください。
完成次第、お知らせいたします＾＾

ピンクちゃん

2011/07/12 23:35:53

その時・・・

けたたましく電話のベルが鳴り～我にかえった僕は、

唯

2011/07/09 22:18:07

目を閉じた。
涙がこぼれた。
ふわり、暖かいものが僕を包み込む

「大きくなったわね……
未来の、大きくなったあなたに会えて、本当に嬉しかった
でも、私はあなたを失いたくないから、私自身を失ってでも
あなたを、まもったの…………
あなたは私の生きた意味。生きた証、未来への祈り。
これは全部夢。全部夢の世界なの。母さんが作りだした夢の世界。
夢は無限の可能性。無限の可能性の世界。」…

焼肉さん太郎

2011/07/09 17:34:46

母さんにこんな表情をさせてしまった自分を、心の底から呪った。
だが、この世界に未練は無い。差別されるのももう飽きた。
「いいんだよ、もう……」
そう言ったとき、母さんの顔を直視できなかった。
今、母さんの顔を見れば決意が揺らぐかもしれないからだ。
これ以上生きていても無意味だと分かっていても、感情に流されてしまう可能性がある…

✿みみこ✿

2011/07/08 21:29:11

母さん…どうか僕の分まで幸せになって…
僕の体はみるみると消えようとしていた
「だめ…あきらめてはダメよ」
僕はハッとして光に包まれた母の顔を見た
母の優しい目が僕を見つめて泣いていた…

焼肉さん太郎

2011/07/08 21:11:32

それを見届けた後、僕は素早く母さんに向けての回復呪文を唱えた。どうにか消えないうちに唱え終わった。
やがてピンク色の光が、母さんをふわりと包み込む。
もう僕の右手は半透明になりつつあった。
しかし、僕の心は満足感でいっぱいになっていた。こんなに幸せな気分になれたのは久しぶりかもしれない…

那奈

2011/07/07 19:58:33

出来る。やってやる。母さんを守るんだ。僕がこの手で…

そう考えた瞬間に僕は迷わず行動に出ていた。
精神を集中し魔力に込める。
人を危める魔法なんて初めて使う。今まで知ってはいたが使う事になるとは思ってもいなかった。
それも幼い僕に。
昔も今も無駄な魔法ばかり覚えている。あの頃は魔法を覚えるのが楽しくて仕方がなかったのかもしれない。強い魔力のおかげで、どの魔法も一度で習得していたし覚えるたびに母さんに褒められるのが何よりも嬉しかったからだ。

僕は知らずの内に涙を流していた。悲しいんじゃない。怖いんじゃない。ただあの頃が懐かしくて…
だけど、もうあの頃には戻れない。もう、進むしかない。
僕は幼い僕を見た。あっちも負けじと睨む。あはは、変な気分だな…。
「ごめん。母さん、僕は貴方を守りたいだけなんだ…」
そう呟いた時にはもう母さんの体を硬直させていた。幼い僕が動揺を隠せない様子で僕を見据える。
「本当に死ぬの？」
あの時と同じ声が聞こえた。そうか…あの声は幼い僕だったのか…。
僕は迷わず答えた。
「ああ。理由が出来たし…守りたいんだ」
そう言った直後、幼い僕の体は飛ばされた…

焼肉さん太郎

2011/07/07 18:03:12

淡いピンク色をした光が母さんを包もうとしたとき――
「やめろ！」
そう言って母さんの前に立ちはだかったのは、１０歳の僕だった。
そうだ。あの頃の僕は、まだ回復魔法があることを知らなかったのだ。
きっと僕が母さんを攻撃しようとしていると誤解したのだろう。
そして１０歳の僕は僕の回復魔法を無効化する呪文を唱えた。ピンクの光がふっと消えてしまった。
回復魔法は知らないくせに無効化だけ覚えやがって。自分で自分に毒づきながら、どうするべきか考えていた。
そして１つだけ方法が浮かんだ。
立ちはだかる１０歳の僕を、この世から消し去ることだ。
今なら母さんを抑えておく魔法も覚えているから庇って死なせることは無い。
１０歳の僕を消せば――きっと今の僕も同時に消える。それだけのことだ。
さっきはただただ死んでいきそうになっただけだったが、今回は違う。母さんを守れる。結構なことではないか。…

ひさの

2011/07/07 13:53:16

　子供の声が聞こえた。ひどく、慌てた声だ。
　声のする方を振り返ると、もう一人の私がいた。
　いや、正確には１０歳の頃の私だ。
　その手には魔道書が大切そうに抱えられていた。
　決意を込めた瞳で、１０歳の私は部屋を飛び出していく。
　──待て！行ってはいけない！！
　その後を追って、部屋を出ると、そこにはあの時の光景が広がっていた。

　対峙する男に、少年時代の私が呪文をかける。
　でも、それはあっさりと男の手によって、無効化されてしまう。
　代わりに男の手には、あの時、母の命を奪った呪文が出来上がっていた。
　それが、幼い私に向かって放たれる。
　母は子供の私を庇おうとして……。

　咄嗟に、私はありったけの魔法力を込めて、回復呪文を唱えた。
　……母を、母さんを死なせてなるものか！…

焼肉さん太郎

2011/07/06 17:35:03

一瞬身体がふわりとし、気がつくとさっきの場所ではなくなっていた。
「………？」
訳が分からず辺りを見まわすと、そこは僕の部屋だった。子供の頃の部屋ではない。今住んでいる部屋だ。
そして、あることに気がついた。
さっきよりも手が一回り大きくなっている。足も大きい。試しに出してみた声も低くなっている。元の姿に戻っているのだ。
「夢、か……？」
そう言いつつも思った。違う。夢ではなかった。これは絶対に夢ではなかったのだ。
もう一度部屋を見回し、あることに気がついた。
魔道書がなくなっている。
うっかりなくしたなんてことはない。あの魔道書は見るのも嫌になって捨てても何故か必ず戻ってくるのだ。
じゃあ何故……

那奈

2011/07/05 21:39:35

死んでやろう…

こんな僕が死んだって誰も困らない。
なんて僕は悲しい奴なんだ…あー、もう少しまともな人生がよかった。
僕は流れ出る血を見ながら自分に刻々と近づく"死”を実感していった。
僕の周りには少しづつ赤い血の海が広がっていく。
だんだん体に力が入らなくなり地面に倒れ込んだ。
「死ぬの？」
誰かが僕に声をかけた。
「本当に死んでいいの？」
誰だろう…お母さんじゃない。視界がぼやけて顔が見えない。
「僕死ぬのか…」
どんどん視界が真っ暗になってくる。死はもう目の前だ。これで楽になれる。自由に…

「本当に、“死ぬ”の？」
もう一度問いかけられた。

「いやだ…怖いよ…死にたくないっ」
僕はいつの間にかそう叫んでいた。
真っ暗な世界に飲み込まれるのが怖くて…僕は必死にもがいた。
「分かった。」
そう言って手を差し伸べてくれた。こんな僕に手を差し伸べてくれたのだ…

焼肉さん太郎

2011/07/04 17:40:19

こんな魔力は要らない、こんな自分も要らない……。
「う……」
頭の中で鈍い痛みがした。そういえばあのときも同じように頭が痛くなったんだったか。
痛みはどんどん広がっていくばかりで、全くおさまる気配を見せない。
「っ……？」
頭をおさえていた手が、生温かくてぬるっとしたものに触れた。手を見てみると赤い液体がついている。恐らく血だろう。どこかにぶつけた覚えはないから、この痛みが原因だろう。
あのときはどうしたんだろうか？
あのときはこの痛みをどうおさめたのだったろうか。少し考えて、すぐに思い当たった。
考えるのをやめたんだ。
嫌になって、この痛みの中でもどうにか眠って、自分の無力さについて考えることを放棄した。
そうすると自然と痛みは止まったんだ。
ならば、ずっと考え続ければ血はどんどん吹き出し、僕はやがて永遠の眠りにつくことができるのだろうか。

もし、そうだとしたら――今僕が選ぶ道は1つしかない。

那奈

2011/07/04 15:48:52

僕はどこへ行っても特別扱いだった。嫌味に思えるくらいに。
学校では「あいつに近付くと危険だ」などと恐れられ誰一人として友達が居なかった。

こんな魔力があるからだ　僕はいつもそう思っていた。
こんなに強い魔力があっても何も救えなかった。助けてあげられなかった…

僕はみるみるうちに後悔という名の波に飲み込まれていった…

幸達磨

2011/07/03 15:36:34

僕の父さんは強大な力を持った魔導士であったが、美の女神とも形容されるほど美しく優しい母さんと恋におち、結ばれた。
父さんと敵対する派閥のリーダーで母さんを自分の物にしたがっていた、あの男との関係は両親が結ばれることで、最悪の物となって行った。
父さんが最高の魔導士の証であるセブンスターズの称号を与えられることが決まった日の夜、事件が起こった。
母さんを人質に取られた父さんは、あの男の陰謀にはまり、息を引き取ったのだ。
まだ、母さんのお腹に宿っていた僕に全ての力を与えて…。

そして、7の星の元に生まれた僕は生まれつき魔法力が強かった。

当時、僕は1回目の10代の少年だった…。

唯

2011/07/03 13:09:31

そう、僕はあのとき、母さんを苦しめるあの男を殺そうとした。
学校で、誰よりも魔力が強かった僕は過信していたのかもしれない。
覚えたての死の呪文であいつを殺そうとしたんだ。
でも、まだ子供だったぼくが大人の男になんて叶うはずがなかった。
逆上したあいつは僕を殺そうとした。
でも……気を失っていたはずのお母さんが僕をかばって………

呆然とする、隙だらけのあいつをぼくはころした。

僕があんなことしなければ
お母さんは、死なずに、すんだんだ。

もっと早く、あいつをころすまえに
回復の呪文をかけていたら、まにあったのかもしれない。
もっとぼくがつよかったら………

焼肉さん太郎

2011/07/01 17:57:31

「僕は……、僕は、あの男を、」
その先の言葉を遮るように、お母さんは僕を強く抱きしめた。
多分お母さんは安心させるつもりだったのだろう。
しかし、僕の頭の中にはいつの間にかあのときの光景が浮かんでいた…

幸達磨

2011/07/01 00:54:30

※※私が不在の間にも続きの執筆をしていただいてありがとうございました！※※
当初の予定では、6月30日を持ってコメントを締め切り、物語を完結にしようと思っており、28日の時点ではSF風の結末を用意しておりました。
しかしながら、その後のコメントから話の内容が変化してきましたので、急きょ、コメントの締め切りを延長させていただきます。
長々と引き延ばすのも、まずいので、7月10日を目処にコメントの締め切りとさせていただきます。
あと、10日程ですが、引き続き執筆のほど、よろしくお願いいたします。

那奈

2011/06/30 16:45:42

「だって、おかあさんはもう…」
頭では理解してるのに、理解してきたのに目の前に居る人を否定できない。

おかあさんは、ぼくのいつの間にか流れ出ていた涙を指で拭いた。
昔と変わらず、優しいままだった。

「でも、ぼくあんなにひどいことしたんだよ？…

焼肉さん太郎

2011/06/29 17:58:23

「なんで……？」
そう言った声はかすれていた…

✿みみこ✿

2011/06/29 10:14:07

すると今まで重かった体が軽くなり
ちゅうにフワッと浮くのを感じた…

唯

2011/06/28 22:25:06

おかあ…さん………
ずっと、ずっと昔に失ったはずの白く、優しく、暖かい手。
ぼくを守るためにぼくのせいでいなくなってしまった大切な人。
一目でいい、もう一度会いたかった。
もう一度きつく抱きしめて欲しかった。
大人になったぼくを見て欲しかった。


「大丈夫、あなたは私が守るから…

焼肉さん太郎

2011/06/28 21:15:44

「ひぃィ！」
かなり情けない声が出てしまったが、そんなことを気にする余裕は勿論無い。
一度逸らした目線を、もう一度僕の手をひっぱった白い手があるであろうほうへ向けた…

✿みみこ✿

2011/06/28 20:46:43

誰かの白い手が僕の手をひっぱった…

ひさの

2011/06/28 11:33:10

思い至ったぼくは、もう一度、爺さんの声から逃れようと足を動かす。でも、動けない。
「どうしよう……」
焦燥感ばかりが先だって、体がいうことをきいてくれない。
もどってこい、という声は、だんだんと自分に近づいてきているようだ。

その時…

幸達磨

2011/06/27 23:37:06

>>りゅうこりんさん
次の方につなげる場合は「…」を付けて終わらせるという条件でしたが、話の内容的に前後につながりそうなので、今回は、そのまま続ける事を可能とします。
次に書かれる方はりゅうこりんさんの続きからお書き頂いて構いません。

りゅうこりん

2011/06/27 22:45:00

それは１０代の頃住んでいた家の隣の爺さんの声ではないか？
何時もしかめっ面をしていてニコリとも笑わない・・・
その顔が脳裏に焼き付いているのであった

ガーティ

2011/06/27 18:37:46

この声は…一体誰なんだ…
ぼくは、動かない脚をなんとかしようと思いながらも、
そのことを懸命に考えた…

焼肉さん太郎

2011/06/27 17:24:34

逃げ出したかったが、脚が金縛りにあったように動かない…

幸達磨

2011/06/26 23:42:51

>>コロポックルさん
この話は下から続いてます。
話の内容としては面白いので、次回作の書き出しで使わせて頂きますが、残念ながらこの内容では続かないので、今回のブログ企画の物語ではカウントしないものとします。
なので、次に書かれる方はピンクちゃんさんの続きから書いてください。

コロポックル

2011/06/26 09:18:26

勿論、布団の中。うん。
何の事ない朝の始まりかと思ったが・・・・
ナゼか布団の上に長い尾っぽを入れても２０ｃｍぐらいの何かが乗っている。
全身が黄色くてホワホワしていて真っ赤な瞳の妖怪が布団の上からコッチを見下ろして・・・
「デブ・・・デブ・・・」と言うのだ。←あぁ～デブですよ!お菓子の食べすぎで太りまスタ!!
目が覚めて唐突なこの現状に「ダイエットか・・・orz」と、思った。
最近、家族全員がこの妖怪に取り付かれているのを思い出して朝がはじまる・・・・・

ピンクちゃん

2011/06/25 22:01:26

「もどってこいー」「もどってこいー」「もどってこいー」「もどってこいー」「もどってこいー」

どこからともなく　気味の悪い、地獄の底から響き渡るような声が聞こえてきた・・・。

ごま♪

2011/06/25 21:26:00

これは夢かと思い顔をつねってみるが
夢ではなさそうだ。
頭を打った覚えもない。
しかしまぎれもなく目の前にいるのは子供の頃の僕だ…

コロン

2011/06/25 20:34:12

もう一人の自分が手を差し伸べた。
やっぱり、鏡だ。
そしてそこには、１０代の頃とおぼしき自分の姿が映し出されていたのだ。

「どうして、ぼくは子供に戻っているの?」…

ミィ

2011/06/25 18:49:52

いや、これは鏡？
そこには大きな鏡があり、自分が映し出されていた。

その鏡に触れてみると…

白雪

2011/06/25 18:15:37

そこには自分にそっくりな
もう1人の自分がいた…

焼肉さん太郎

2011/06/25 17:22:42

一体どれほど走ったのだろう。
よく分からないが、息の切れ加減から、だいぶ走ったのだと思う。
ふと、顔をあげると…

✿みみこ✿

2011/06/25 17:22:33

そうこの場所かもっと遠くへ…
自分のいるべき場所へ近づきたいと
懸命に走った…

幸達磨

2011/06/25 16:25:59

「ん？待てよ、ぼく？？」
私は自らに聞き返した。
いったいいつから、自分自身の事をぼくと呼んでいたのだろうか？
自分の体が本当に自分の物であるかも疑わしくなる。
昨日までは大人の体であったような気がするが、今はどうみても10代にも満たないであろう少年の様な体つきであった。
自分の姿を確認したかった。
とてつもない恐怖に苛まれ、私、いや、ぼくは走り出した…

✿みみこ✿

2011/06/25 11:29:16

しかしそこにはドラゴンの姿はもうなかった…
いったいこれからぼくはどうすれば…どこへいけばいいのだろう…

那奈

2011/06/24 22:07:58

いくら考えてもなにも思い出せない。

考えれば考えるほど怖くなった。

そしてドラゴンをもう一度見返した…

✿みみこ✿

2011/06/24 21:57:51

ぼく…ぼくは…誰？…わからない…いったい僕は誰？
なぜ…ここにいるんだ？…

コロン

2011/06/24 21:16:16

おまえは誰だ?　なぜここにいる? …

唯

2011/06/24 20:01:42

エメラルドブルーの巨大なドラゴンがいた。
確かに夢の世界の住人の代表格だ。
ドラゴンは私に向かってテレパシーのような不可思議な力で話しかけて来た…

ひさの

2011/06/24 18:33:09

息をするのもやっとだ。
私はこちらに向かって手を振ってくる大勢の人々に背を向けて、その場から逃げだした。

逃げ出した先には…

焼肉さん太郎

2011/06/24 17:20:25

動悸が激しくなっていく…

ピンクちゃん

2011/06/24 00:30:32

しかも、大勢・・

「恐い」一瞬、心の中で　何かが動き始めた。

そう、なにかが・・・

すみれ

2011/06/23 21:18:24

こっちを見て手を振っている…

コロン

2011/06/23 20:23:42

遠くに誰かがいるようだ…

✿みみこ✿

2011/06/23 19:07:32

子供のころに見たあの夢の世界が目の前に広がっていた…

あぽろ

2011/06/23 17:53:53

ワンダーランドだった・・・

ごま♪

2011/06/23 14:42:23

その雲の中央に地上から伸びている大きな木があった…

✿みみこ✿

2011/06/23 10:55:56

白い雲の上だった…