ケロ美「昨日の花火見た？」
ケロ子「見て無～い・・・ってその前から上がってるじゃん」

ケロ美「それがちょっと違ってたのよ！」
ケロ子「へ？」

ケロ美「火の塊が上に昇って、周りが一瞬明るくなって」
ケロ子「ほ～」

ケロ美「でね、花火が咲いて」
ケロ子「一緒じゃん」

ケロ美「その後よ」
ケロ子「後～？」

ケロ美「バチッバチッて音がして」
ケロ子「音？聞きたい！」

ケロ美「チカチカって小さな光が、沢山瞬くの！」
ケロ子「え～！チカチカなんて、前無かったと思うよ」

ケロ美「私もえ？って思ったの」
ケロ子「変えてきたのね」

ケロ美「うん。色々手を加えてるわね」
ケロ子「それは見ないとね」

ケロ美「でしょう！観に行こうよ」
ケロ子「うん！行こう、行こう！！」

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その夜。　
ニコッとの夜空には花火の音。
草むらでは彼女達の鳴き声。

「ケロケロケ～♪ケッケロケ～♫ケロケロ～～♫♬・・・・♪・・」

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