黒猫の本棚。

黒猫

本棚。は未読者を意識して紹介してる...つもりです。

未読既読予定は別にして 貴方がどこを魅力に感じるのか、に興味があります。
どれでも過去日記でも一言付けてくれれば、幸いです。 本読まれない方は、それ以外でかまってください。

本棚。31

小説/詩

「月見月理解の探偵殺人」 5巻完結
著作・明月千里  出版・ ソフトバンククリエイティブ(GA文庫)

米澤穂信さんに続いて、「探偵ってそうだよね。」と納得しつつ、「そんなの探偵じゃない!」と叫びたくなるような衝撃を受けた本。探偵に理想を持っていたんだなと思い知りました(笑)

「真相が嘘か真かは関係ない。要は自分に都合の良い真相を捏造し、その場にいる人間たちに、信じさせる事」が探偵です。
なので彼女達は真実を語らない。正義を騙らない。他人の死が軽い。探偵と呼ぶには少々行き過ぎてる感が。。。でもこれはこれであり、とういか、大好物ですw


本当は、この作品は弱肉強食の、だましあいゲームを軸に展開されている事が最大の特徴かな、と思います。が、探偵のあり方の方に興味が惹かれたのでした(笑)