初恋の人からぱちくり屋さんへお手紙が届きました。

ぱちくり屋、ひさしぶり。
もう黒人男性と付き合う夢は叶えましたか？喜々として黒人の素敵さを力説していたぱちくり屋をなつかしく思います。

ぱちくり屋がおれに「別れないから大丈夫だよ」なんて言いながら徐々に連絡がとれなくなったあのころから、もうXX年が経ったんだね。月日が流れるのは早いものです。

この手紙を書いたのは、特に用事や理由があるわけではないんだ。ただ昨日友達と会ってぱちくり屋の話題が出たから、ひさびさに思ったままでも何か書いてみようと思って。びっくりさせたかな。

思い返してみると、いつも恋愛の主導権を握っているのはぱちくり屋のほうでしたね。ときどき告白されるぱちくり屋に対し、女子と接点すらほとんどないおれ。ぱちくり屋がいつも「私たちは束縛とかしない自由なカップルでいよう」と言っていたのは、おれにとって、ほとんど「いつでも別れるぞ」という脅迫のようなものでした（苦笑）。今でもその場面が夢に出てうなされます。

そういえばぱちくり屋にとって初恋の相手がおれだったのかな？最初のころのぱちくり屋は、なんだかプライドだけは高いわりに、緊張気味だったような気がします。そろそろ男慣れしたころでしょうか？

付き合い始めのラブラブのころは、ぱちくり屋が「時間が止まればいいな」って言ってくれたのを覚えています。あのぱちくり屋の幸せそうな顔は今でも忘れません。思えば最初はかわいかったなぁ。

恋愛を総括して言えば、きっとおれはぱちくり屋と付き合うことができてよかったのだと思います。いつもどこかにいってしまいそうなぱちくり屋と付き合って、最終的には自分との戦いだということを学びました。

いろいろ書いたけど、おれはぱちくり屋のことがそれでも好きでした。これからもぱちくり屋らしさを失わないよう、あと、そろそろノーブラで出歩くのはやめて（笑）、誰かと幸せになってください。

またいつか会いましょう。では。

P.S. ぱちくり屋がくれた霊魂が宿るとかいう石、そろそろ捨てていいですか？