北山猛邦「踊るジョーカー 名探偵音野順の事件簿」

小説/詩


 半引き蘢り状態の気弱な名探偵と
 何とか彼を引き摺り出そうと画策する推理作家コンビによる
 ユーモアミステリ。


 名探偵だけど名探偵然としていない気弱な探偵と
 「自分の趣味に走ってます」な推理作家のコンビが楽しい作品。

 この本に収録されている一編「毒入りバレンタイン・チョコ」。
 別途発行されているアンソロジーに収録されていたので、
 この作品だけ既読だったのですが、
 その時は探偵と推理作家の人間関係が今一つ把握できない感じでした。
 やはり、シリーズものになると、ある程度キャラクターを知っている前提で
 話が進められるので、キャラの描写が薄くなるようです。
 シリーズを通して読むと違和感ないんですけどね。
 やはり、シリーズものは順番に読む方が良い様です。


 最後に、作中の推理作家さんに一言。
 早々に客用ソファを購入することをお勧めします。

  • 朔

    2011/07/26 23:44:43

    そういえば、お兄さんは世界的な指揮者でしたね。
    頭から抜けてました(^^;
    2冊目以降も文庫版が出たら読んでみます。
    (本棚と財布の関係から単行本は殆ど購入しないので…)

  • ゆづき

    ゆづき

    2011/07/26 23:20:12

    音野家は確か資産家のハズです。2冊目にはお兄ちゃんが出てくるので、ぜひぜひお読みくださいね。

  • 朔

    2011/07/26 22:31:06

    音野君、可愛いですよね。出かける時は、手作りお弁当必携なのが微笑ましい(笑)。
    しかし、探偵業でどのくらい収入があるのでしょう?
    生活できる程の収入があるのか?
    それとも実は資産家とか………はないか(笑)
    (俗でスミマセン(^^;)

  • ゆづき

    ゆづき

    2011/07/22 20:57:09

    こんばんは。音野くん可愛いですよね。私はお弁当を手作りするところが気に入っています(笑)。