沈黙の夏、抜粋 今年はまだ蝉が鳴かない、、
肥田舜太郎さんが翻訳されたジェイ・グールドの
『死にいたる虚構』
禍のもとは、すでに生物の細胞組織そのものにひそんでゆくもはやもとへもどせない
事故だけではなく通常運転時の許容量と称された放射能の放出も深刻な被曝をもたらしてきている
レイチェル・カーソンの乳がんが被曝の影響であったかどうか特定することは現代医学ではできません
レイチェル・カーソンの乳がんが被曝の影響であったかどうか特定することは現代医学ではできません
全世界に先駆けて化学薬品と放射能の複合汚染の危機を告発してくれた彼女が56歳で癌で亡くなっている
因みに私たちの国はそのほとんどが原発から100マイル以内
グールドはこうした事実に踏まえながら1986年のチェルノブイリ原発事故後のフォールアウトの影響下でアメリカの一地域で実際に「沈黙の夏」が訪れたこと
観測が行われたのはサンフランシスコから北へ25マイル離れたポイントレイズ鳥類観測所
グールドはこうした事実に踏まえながら1986年のチェルノブイリ原発事故後のフォールアウトの影響下でアメリカの一地域で実際に「沈黙の夏」が訪れたこと
つまり野鳥たちの多くが子育てに失敗し毎年夏に登場してくる若鳥がまったくみられなかった事
観測が行われたのはサンフランシスコから北へ25マイル離れたポイントレイズ鳥類観測所
何年も網をはって野鳥を一時的に捕獲する方法で観察を行ってきたデービット・デサンテ博士は7月22日の時点で異変に気がつく
いつもならあふれるほどの親鳥が餌をはこびはげましの歌 気持ちをふるい起たせる鳴声を耳にするのだが ひな鳥たちのキーキーチーチーも聞こえず奇妙な静寂に出くわした
いつもならあふれるほどの親鳥が餌をはこびはげましの歌 気持ちをふるい起たせる鳴声を耳にするのだが ひな鳥たちのキーキーチーチーも聞こえず奇妙な静寂に出くわした
『死にいたる虚構』
デサンテ博士はさらに観察を続け次のようなデータを得ます
7月後半の第8期間 10日ごとに区切った観察期間
デサンテ博士はさらに観察を続け次のようなデータを得ます
7月後半の第8期間 10日ごとに区切った観察期間
には繁殖率は通常の24%までに落ち込んだ
この頃はいつもなら鳥の数が最高になる時期
1976年から1985年まで7月の1日平均捕獲数は
30羽を越えており60羽や90羽になるのが普通
しかし1986年の7月はどの日も24羽を越えることはなく
たった3羽の時もあった
デサンテ博士たちは原因の追及をはじめますがすぐに農薬除草剤その他の化学薬品の影響をはずした
デサンテ博士たちは原因の追及をはじめますがすぐに農薬除草剤その他の化学薬品の影響をはずした
少なくとも過去7年間問題の地点でそれらが使用された形跡が認められなかったから
説明ができなかった
デサンテ博士は次のように述べています
説明ができなかった
そこで私が冗談のつもりでチェルノブイリのせいに違いないと言ったらみんなが一斉に笑った
何故ならフォールアウトの雨が降った時
ラジオが 心配する必要はない
野菜や果物も洗う必要はない
警告は出すな
すべてうまくいっている と伝えていた
我々はフォールアウトについてそれ以上考えなかった
やがてデサント博士は似た状況が他の地域でも起こっているのではないかと鳥類研究者への問い合わせを始めた
やがてデサント博士は似た状況が他の地域でも起こっているのではないかと鳥類研究者への問い合わせを始めた
その結果得られたのはこうした事態が
カリフォルニア州北部にのみ集中して起こっていたこと
今度は本当にチェルノブイリ事故との関連を疑い始め気象データを入手して同年5月6日に
チェルノブイリ雲が西海岸沿いのワシントン州
これに対して葉の上のいも虫たちを捕まえる鳥たちはそれだけ生体濃縮された放射能をひな鳥に与えてしまうことになった
これらの鳥たちは小さなものも多く大きな鳥に比べて代謝が早いために体重当たりに食べる餌の量も多い
チェルノブイリ雲が西海岸沿いのワシントン州
オレゴン州北カリフォルニア州を通過したこと
これと繁殖減少地域が地理的に一致していること
さらにこれらは鳥たちの種別の観測からも裏付けられました
というのは 鳥たちの移動様式 生息地 巣の位置は
というのは 鳥たちの移動様式 生息地 巣の位置は
繁殖の減少に影響を与えていたなかった
餌の食べ方が大きく影響していた
新緑をかじった虫の幼虫を餌とする鳥たちに被害が集中
キツツキやツバメなどには影響はなかった
なぜかといえば
なぜかといえば
キツツキはカブトムシの幼虫しかも死にかけたものを木の中から掘りだして餌にしており
ツバメは主に水生昆虫を餌にしているので放射能の濃縮した餌をあまりとらずに済む
これに対して葉の上のいも虫たちを捕まえる鳥たちはそれだけ生体濃縮された放射能をひな鳥に与えてしまうことになった
これらの鳥たちは小さなものも多く大きな鳥に比べて代謝が早いために体重当たりに食べる餌の量も多い
つまりそれだけ放射能の害も受けてしまう
それが5月以降ひな鳥たちに集中してしまった
このためこの年の夏カリフォルニア北部で
「沈黙の夏」が訪れてしまった
チェルノブイリが引きよせた沈黙
これまで日本の森林の崩壊を憂い とくにここ10年ぐらい爆発的に進行しているナラ枯れ現象
これまで日本の森林の崩壊を憂い とくにここ10年ぐらい爆発的に進行しているナラ枯れ現象
ナラ枯れは 地球温暖化の中で起こっていると思われますが
異常気象は他にもさまざまに植生の変化をもたらし
それが昆虫の発生時期を狂わし
鳥たちの繁殖に影響をもたらしてます
とくに冬が著しく暖かい年は 春の錯乱の影響が大きくて
とくに冬が著しく暖かい年は 春の錯乱の影響が大きくて
鳥たちの子育ての失敗につながりやすく
そんな年は夏に再度の子育てを試みようとする鳥たちの求愛の声が聞こえたりもして憂いを感じてました
そのため順調に木々が芽吹き草花が開花する春にはどこかほっとする思いも感じてました
それだけにこの「沈黙の夏」の記述は衝撃的であると同時に
それだけにこの「沈黙の夏」の記述は衝撃的であると同時に
東北の 関東の夏はどうなのかと
広範な地域のお茶からセシウムが検出されて
どれだけの鳥がたちが放射能をいっぱいかじった虫たちをひな鳥に与えたことでしょうか
そもそもその虫たちはどうなってしまうのだろう
そもそもその虫たちはどうなってしまうのだろう
そして鳥に限らず 食物連鎖の連関の中にいる動物たちに
放射能汚染はどのような循環をもたらしているのだろう
その連鎖の頂点にいるのは私たち人間
沈黙の夏の影響は徐々に
確実に私たちに迫っています
折松葉
2011/07/26 07:14:10
今朝、気が付いたら、せみが鳴いていました。(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン
ぐっち。
2011/07/25 20:54:00
お茶・・・・県内で検出されたが冷茶を毎日飲んでますよ❤ฺ
トシraud
2011/07/25 19:43:05
福岡~佐賀~鹿児島はウルサイですよw 雨が多すぎて流れたって説もあるんですけど。
弐破於
2011/07/25 17:56:47
千葉北西部は、まだ蝉が鳴いてないようです。
小鳥は普通に鳴いてますね。ツバメも来ています。
食物連鎖について考えたら、日本には住めませんね;
食品検査体制の確立が急がれます。
民間の一部地域では、進んでいるようですが・・
r n a o
2011/07/25 17:08:51
本日午後、、、暑さがぶり返す中、、、
やっと蝉の声を、、確認しました、、なんか、、少しほっとした。。
でも、、聞いてると、、暑さが、、倍増しますな〜〜^^;
サジタリウス
2011/07/25 16:01:12
静岡方面で、セミが鳴いてないそうですね。
http://www.youtube.com/watch?v=1vGTmU-SzR4&t=07m11s
http://p.tl/UKyO
http://www.youtube.com/watch?v=3SKg1OPRzq4
今年も、山奥では、ひぐらしが鳴いています。
http://www.youtube.com/watch?v=5xPJNgYKVGM
☁。☁
2011/07/25 14:53:02
昨日 1匹 アブラ蝉が羽化してましたぁwww
やっぱり 何時もより 遅いかもミーン(゚д゚)ミーン
葉月
2011/07/25 14:44:43
ウチの近所では毎年鶯が5~7月にかけて鳴くのですが、今年はようやく最近鳴いてます。
蝉はミンミン蝉が鳴き始めました。あ、ひぐらしも鳴いてます。
ツイッターで
「牛と魚に汚染が拡がると汚染サイクル期に入りますので魚が汚染されると魚粉を飼料にする鳥と卵。家畜と稲藁が汚染されると堆肥を使う農産物。それぞれを食材にする人間を含めた動物。と汚染サイクル期になる」
というのがありました。4ヶ月たっても就職しない事故、汚染サイクルにもう突入ですね。
スピードバード
2011/07/25 12:44:40
今年のセミが遅いのは 春先の気温が影響しているらしいという説がある。
放射線量の件は 官房長官でさえ 嘘を吹き込まれているという噂があるね。