【清書版】永遠(とわ)の始まり 別れの終り
目を覚ますと、私の隣に彼がいた。
彼は私を見つめ、ただただ微笑んでいる。
こんなこと、あるはず無いのに――。
少し前、彼は一人で遠くへ旅立ってしまった。
もう手が届かない人だと思っていたのに。
もしかして――
「・・・戻ってきてくれたの?」
そう聞いた私に、彼はいたずらっぽく笑って答えた。
「いや、君が追いかけてきたんだ。」
そう、私はずっと彼の事を追いかけてた。
「・・・まさか追いつくなんて思わなかった。」
「君の執着心は異常だからね。」
「・・・・・褒めてるの?」
ちょっとイラっとした声音で聞く私。
「当然だろ。」
いつもと全く変わらない様子で喋る彼。
少し前までの日常が戻ってきたようで嬉しくて、二人とも声をあげて笑う。
やがて――
「行こうか。」
彼が立ち上がり、私に手を差し出す。
断る理由は何もない。
「今度は勝手に離れて行かないでよ。」
そう言って、私は彼の手をとる。
「大丈夫。君が探し出してくれるだろ?」
「・・・褒めてるの?」
「もちろんさ。」
軽口をたたきながらも、彼は一緒に歩いてくれる。
私だって、今度は見失わない。
今度こそ二人、ずっと一緒に――。
その日、交通事故で亡くなった一人の女性の葬儀がしめやかに行われた。
数ヶ月前に病気で先だった彼の時と同じ会場で行われた式。
棺の中の彼女の顔は、どこか幸せそうでもあった。
え~っと、この二人が生きている時の話とか
興味ありますか(・w・?)
上手に書けるか分かりませんが・・・orz
時雨樹舘
2011/08/08 17:44:53
すごいです
素直に心底すごいです
興味?なんて物じゃないです読みたいです書いてください!
狂花 撫子
2011/08/08 11:47:09
生きてる時の話、興味あります。ぜひ書いてください。
HONA✰
2011/08/08 10:27:33
すごい!!
なんだか想像出来てしまします☆
この続き、楽しみにしています(♥∀♥)