いよいよ同窓会当日になりました。ナンシーさんとロフ君はその前にカフェに立ち寄っておしゃべりを始めました。でもなんだかいつものロフ君が思いつめたように思い口を開きました。

ロ「実はナンシーに話があって僕のこれからのことなんだけど・・・」

ナ「えっ　なあに、深刻な顔しちゃって？」

ロ「僕の実家はレストランなんだけど、将来レストランじゃなくケーキ屋にしたいと思ってるんだ。」

ナ「？？」

ロ「昼間は大学に行って夜実は製菓学校に通っていたんだけどそれだけじゃものたりなくてフランスに３年間留学しようと思ってる！」

ナ「ええ～～～～！じゃあ大学はどうするの？おじさんとおばさんは賛成してるの？」

ロ「いや、大学は休学するつもりだよ！両親はこれから説得するよ！」

ナ「一人でもう決めたの？私のことはどうするの？」

ロ「ナンシー、君は大学を卒業ちゃんとしてくれよ。厳しい修行になるから君を連れて行くことはできないよ！」

ナ「そんなこと言って他に誰か好きな人が出来たんじゃないの？」

ロ「それは絶対にないよ。ただ大学卒業してから留学じゃ遅いんだ。」

ロフ君の話を聞いたナンシーさんはロフ君の決心が固いのを確認しておもむろに口を開きました。

ナ「ロフ君がそこまで決心しているなら私応援して先生にロフ君のご両親を説得してもらうように相談するね～」
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ナンシーさんの心は本当は行って欲しくはないけどロフ君がフランスの製菓学校のパンフレットなどを見せて熱く夢を語りだしたので先生に相談してどうしたらいいか見守ろうと考えました。