普段は、動物達からコイン集めをすると即帰ってしまうタウンを、
夏休み中なので、気兼ねなく時間を掛けて、各広場を徘徊していた。
そして、何度目かに辿り着いたヒツジ学園で、
一瞬目を疑うも、面白い光景を目撃した。
学園の植え込みの木に全身を隠し、生首姿で居るのである。
自分も参加したいと思ったが、その場所が満員だったため、
改めて出直そうと思い、再び徘徊を続けた。
夏休み最終日の夜も、いつものようにお友達と会い、
自分が見掛けたこの様子を伝えると興味を持ってくれて、
早速、そのヒツジ学園へ行く事にした。
到着してすぐに、植え込みに近づいては離れてを繰り返したが、
上手く立ち位置が決まるまで時間が掛った。
また、身に付けているアイテムがあると隠れきれず、
生首らしい姿にならないので、一度外してから戻ってくる事にした。
自分は、単に外しただけだったが、
お友達は、それっぽいコーデをして戻ってきたので、さすがだと思った。
この時、自分達が降り立ったパラには、自分が最初に見かけた人がいたので、
一緒にその生首体験に参加させてもらった。
お話しながら、何とかそれらしい立ち位置に着く事ができた。
お友達も同じように生首姿になれたので、不気味なはずだが、とても楽しい時間だった。
その後も、しばらくみんなで騒いでいたが、すっかり満足できたので、
生首姿の主にお礼を言って、その場を後にした。
ホームに戻ってからも、しばらくその話題で持ちきりだった。
去年と同様ならば、また納涼イベントがあるので、
今度はもっとそれらしく見える姿にしたいと思った。
最後の最後まで、ニコタを満喫でき、あっという間の５日間の夏休みだった。