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ラト

なに描こか?なに伝えよか?

サムライ・ハポン 支倉常長の肖像

アート/デザイン

まさか、日本の侍と出会うとは!
 
一昨年の暮れ、京都で開かれたボルゲーゼ美術館展に足を運んだ。
目的は大好きなラファエロ画の若い女性の肖像と、彼女のしている首飾り。
その絵にも感心はした。
それ以上に感銘を受けたのが、1人のサムライだった。
伊達政宗公がヨーロッパに派遣した、支倉常長の肖像画が飾ってあったのだ。

ほぼ、等身大の立派なものだ。
白絹に金糸と銀糸を使って、ススキの刺繍が施された袴と、同じく白絹の陣羽織。
細工も鮮やかな刀をさし、正面を見据えているのは。
まさしく彼は戦国の世を駆け抜け、遠くエスパーニャ(スペイン)の地を踏んだサムライ・ハポンだ、
たぶん最上級の衣装をまとって正面をにらみつけているのは、戦場に望む心持ちだったのかもしれない。
彼が日本に帰国した時、すでに幕藩体制が固まりつつあり、鎖国が始まっていた。
彼はどんな思いを胸に秘めて、その後の人生を送ったのか。

スペインにはハポン(日本)という苗字を名乗る人たちがいると、TVで紹介されていた。
彼らは支倉常長の使節に同行した人たちの子孫だという。
遠い異国で生きてきた彼らの顔からは、東洋の香りはしなかった。
でも、ハポン(日本)の姓はすてなかった。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Hasekura_in_Rome.jpg

  • ラト

    ラト

    2011/08/30 17:52:37

    らてぃあさま
    大きな、重厚な肖像画でしたね。
    ハポンと名のった人たちが、どんな想いだったかわからないけど、誇りはもっていたと思います。

  • らてぃあ

    らてぃあ

    2011/08/28 21:29:32

    こんなリアルな絵が残ってるんですか。すごいなあ。
    ハポンの血は薄まったのかもしれないけど、誇りは残ってるのかな。

  • ラト

    ラト

    2011/08/28 19:45:21

    夏の終りの作蔵さま
    まさしくおっしゃるとおりです。

    沙羅さま
    西班牙さん、なんか強そうな苗字やなあ。
    ひょっとしたら、こんな苗字もあるかもやけど。
    支倉常長、帰国してからひっそりと暮らしたみたいやけどね。
    もし、伊達政宗公はもう少し早く生まれてたら、天下をとったかもしれない。
    彼の業績も大きかったと思うなあ。

    かおりんさま
    ルネッサンス後期の西洋の肖像画に書かれた日本人像。、
    たぶん、これ一枚ぐらいじゃないかと思います。
    そのせいか、かなり印象に残りました。
    時間が許すなら、美術館見学もいいかと思いますよ。
    旦那さまとゆっくり過ごせる時間を過ごしてね^^

    A-Aさま
    私もこれを見たのは初めてでした。
    まさか、日本に里帰り展示されてたとはw
    大きな豪華な、それでいて渋い絵でしたよ。
    次にくるのは、ほんとにいつになるか解らない(;;)
    今もハポンと名乗って、出自を忘れず誇りにする人々。
    ほんとに頭がさがりますね。

    ∮エイジ∮さま
    老後に美術館めぐりをするのが夢の一つです。
    その時、彼の肖像画に会いに行きたいですね。

  • ∮エイジ∮

    ∮エイジ∮

    2011/08/26 01:03:04

    いいなー。びじつかん巡り。
    鈍行の旅と並んで今やってみたいことの一つデス。

  • A-A

    A-A

    2011/08/25 16:17:46

    そんな絵があったとは知りませんでした!!
    うわ、見てみたい!!
    って思ったらちゃんとリンク貼ってくださっててありがたい(≧∀≦)♪
    凄いですね・・・・・・向こうの人にはこういう風に日本人が見えていたのね。
    うーわー、直に見て感動したいわ!!
    次来るのいつだろう?!うきゃーっ!!

    そして今も子孫がハポンを名乗ってるんですか。
    彼らに恥じない日本人でありたいと思ってしまいますね。

  • かおりん

    かおりん

    2011/08/25 10:15:28

    美術館って西洋の絵画が多いイメージがありますが
    その中で侍の絵画があるなんて、すごいインパクトがありますね。

    私達夫婦もあまり美術には興味はないのですが
    先日宿泊したホテルから美術館の無料招待券をもらい
    普段は自分で行かないような美術館に行って、ゆっくり絵画や陶磁器等を見て来ました。
    やっぱりじっくり見ると、昔の人達や画家がどんな気持ちで作品を作っていたのか
    考えるようになりますね。

  • 沙羅

    沙羅

    2011/08/24 22:41:52

    日本にも実はスペインの血が流れてる人が居てはるやろうけど、
    名字で西班牙……イスパニアとかエスパーニャとかは聞かんよなぁww

    アジアの東端の小さな島国から来た『サムライ』……
    支倉常長って、歴史では、ほんの少ししか出てけぇへんのに、
    遠い彼の地に等身大の肖像画が残ってるんやねぇ。

  • 夏の終りの作蔵

    夏の終りの作蔵

    2011/08/24 21:20:25

    スペインにも侍の血混ざってるんだね