小説日記。

紅蓮狐 糾蝶

未来日記所有者14thの日記。
その日の出来事が「全て」小説のように綴られている。
しかし一日一回しか未来が更新されないので、大まかな事しか解らず精密さに欠けイレギュラーに弱い。

新小説【原案】

自作小説



―――彼方は、死にたいと思ったことはありませんか?



「…」
 駅のホーム。
 誰も居ない、駅のホーム。
 黄色い線を越えて、見つめる先は。

――パァァァァァァン

 走り抜ける電車。
 猛スピードで私の視界を多い尽くす、窓、窓、窓。
 私の髪を舞い上げ、スカートをひらめかせ、肌をうつ風。
 電車が通り抜けたあとの、静寂。
 そしてもう一度、風。

 ――電車に飛び込んだら、どうなるんだろう。
 死ぬのかな。
 
 ――まだ死にたいわけじゃない。
 でも、生きてる理由も解らない。

 ――電車に飛び込んだら、どうなるんだろう。
 もしかしたら、違う世界に、行けるのかな―――。