機会があればインドの散髪屋に行くことをお勧めします。大げさな言い方かもしれませんが、なかなか貴重な体験ですし、インドの社会が多少は理解しやすくなるような気がしました。

失礼な言い方ですが、インドは日本とは比べ物にならないくらい貧富の差が激しいので、散髪屋はピンキリです。超高級な店構えのところから、路上で営業する散髪屋まで様々なんですよね。そして当然、通ってくる客層も相当違ってきます。

小生の場合、ホームステイ先の近所にある市場の中の散髪屋に行きました。しかし、インド人しかいないような街中の散髪屋は「日本人は受け付けてくれないのかな？」などと思いながら恐る恐る行ってみたのですが、何も問題はありませんでした。と言うよりも、むしろ大歓迎で話に花が咲いて楽しく過ごせました。

インドではハサミだけで丁寧に仕上げてくれるのですが、料金はたったの６ルピーでした。そして、インドでも少々おしゃべりのおにいさんが担当で、やはり「どこから来たのか？」に始まり根掘り葉掘りの質問で、仕舞いにはアメリカの時と同じように「インドから嫁さんもらって帰れ」でした。

路上で営業する散髪屋はさすがに行きにくいと思いますが、街の食堂で食事をする感覚で行ってみるのもいいもんですよ。