MISAMISA

生パスタと粋と

日記

リアの私の住む街には

ほんの一画だが

入り組んだ細い路地・・黒塀・・柳・・・

そのまわりの商店やビルの立ち並ぶ風景とは雰囲気の違った空間がある。

その一角に「生パスタ」の店があると聞き

今日の昼に行ってみた。

店に入ると・・

先客は一人だけ・・・。
ノートパソコンを広げたサラリーマン風の男。

(なんだ・・・それほど流行ってないのかな)
(貴重なお客の一人になれたかな・・・?)

しかし、
やがてその先客と店の子が親しげに会話を始めた。

誰もが知っているような話を得意げに話す客
そんな話を知らなかったという店の子
客は楽しげに解説を始める。

・・・しかしである・・・
誰でも知っているような事を知らなかったと言う割に
店の子の話題は実のところは豊富である。

男の繰り出すあれこれの話題に
実はけっこう付いて行っており
ただ・・決して先には行かないで
男に話をさせて心地よくさせている。

・・・・そうだ・・・ここは
かつて日本の伝統的接客業の生きていた街
そして今も根付いている街・・・。


異次元空間に迷い込んでしまった私

パスタは温(ぬる)く芯があり
ソースはかなり塩っぱかった・・・。


・・・・・・・・イチゲンサンオコトワリ・・・・・・

二度と迷い込まないと決めた。

  • ながのり

    ながのり

    2011/09/20 22:10:30


    ………

    思わず、読み入ってしまいました。

    「粋」
    久しぶりに琴線に響くコトバでした。

    このブログ読みながらの一杯、
    格別なものになりました。
    (今晩は"長珍の禄"。友人からの贈り物^ ^)

    MISAMISAさん、どうもありがとう♪

    ☆ 帯にこんな綴りがある小説、
      あったら絶対!手許におきたいです。
      (ハードカバーで♪)