セカンド

落書き

小説/詩

わたしは道路っぷちの自動販売機
外灯の下で通り過ぎる人をただ見ている

夜も更けあれから1時間
誰も通り過ぎる人はいない

退屈さが
空しさになった

寂しいのです
ここに立っているのが

暗い道端に
立ち続けているのが

思い切って背伸びをしてみたい
心をいっぱいに広げてみたい

誰か
わたしに筆とペンキをください

空に大きな落書きをしたいのです
自分の姿を描きたいのです

ただの四角ではありません
大きな大きな四角を描きたいのです

空よりもっと広い
もっと大きな四角を描きたいのです

誰か
いっしょに描いてくれますか

誰か
いっしょに描いてくれませんか


夜の自動販売機って
寂しそう

自分も同じかな
ファイト


  • みのあ❀

    みのあ❀

    2011/09/29 00:03:04

    はははっ^^
    メジャーな作品ではないのです。
    『一つの願い』だったかしら‥?
    全集をひっくり返さないと見つからないかもです^^;
    こちらの作品とはちょっと違いますけど なんとなく思い出しただけですので
    お気を悪くされたら申し訳ございません。

    こちらこそありがとうございます^^

  • セカンド

    セカンド

    2011/09/26 23:28:49

    みのあ様

    浜田廣介さんって・・・


    「泣いた赤鬼」は読んだ事があります
    「椋鳥の夢」ですか?
    ちょっと調べてみます

    コメントありがとうございます。

  • みのあ❀

    みのあ❀

    2011/09/26 22:33:48

    ふと‥浜田廣介さんのお話を思い出してしまいました
    あちらは電柱でしたけど‥ご存知でしょうか?

  • セカンド

    セカンド

    2011/09/26 09:49:35

    まめめ様

    自販機も喜びますね!
    やさしい気持って大切ですね


    mako様

    待っている人に
    飲み物を買ったのは私です?


    ayu様

    なにか物にはみな心があるように思います
    自分の心の投影ではなく
    なにかあるように思うのです?

  • ♥ayu♥

    ♥ayu♥

    2011/09/25 20:54:01

    自販機を見てそんなことを思えるってすごいと思います!!
    普通の人は気にも留めないんじゃないですかね…
    数学は苦手だった、って言ってたけど
    国語はすっごい得意だったんじゃないですか^^♪

  • mako♪

    mako♪

    2011/09/25 08:19:19

    通り過ぎるその人を
    いつもみつめてる
    たまにこちらに来たかとおもうと
    隣の自販機の前
    ガチャンと飲み物の落ちる音が
    異様に響く
    私にも
    たまには触れてほしい
     
    虚しい。。
    なんという
    虚無感。。。

    空はいつも青いのに

    夜になり
    満天の星空になった
    そのとき一筋の光が

    流れ星だ

    私は目を瞑り願った

    目を開けると
    目の前の人に驚き
    いっそう大きく目を開けると

    その人はまぶしそうにしながらも
    私に触れ
    飲み物を。。
    なぜか二回

    先を見ると
    待ってる人がいた

    あれ?
    もしかして
    私?

  • まめめ

    まめめ

    2011/09/25 01:51:38

    ああ・・気持ちがわかります。この自販機のきもち。
    「わたしがいっしょに落書きを描いてあげますよ」
    って言ってあげたいな。。寂しさを消してあげたい。