ついにこの日が来ました。
マツダのシンボル、ロータリーエンジンを搭載した唯一の販売車、ＲＸ－８が生産を終了します。
ヨーロッパでも北米でも販売を終了しており、そろそろかなとは思っていましたが・・・

燃費が圧倒的に悪いし（リッター７～９キロ）、あんまり実用的な車ではないし、
生産終了は時代の流れであって当然でしょう。
むしろスポーツタイプを買う客層がどんどん少なくなる中、今まで健闘したと思います。


スポーツタイプ車そのものにものすごく興味があって買ったわけではないです。
モータースポーツにも人並み以上の興味はありません。
ただ、ロータリー車については「プロジェクトX」で開発物語やルマン７８７Bの特集を見ていて
関心があったので、冷やかしでも一度試乗したいと思ってました。
そして、マツダのディーラーで試乗してその日のうちに購入を決めました。

試乗して驚いたのは、とにかく音が独特で静かなこと。
いわゆるロータリーサウンド。ただＲＸ－７の爆音とはちょっと違い、
モーター音が突き抜けるような、モーター音に近い「ちゅいーん」という音です。
予想以上に上品なところが気に行ってしまいました。
爆音鳴らして目立つタイプの車だったら絶対買いませんでした。

試乗の時には気づきませんでしたが、
普通に乗って３０００回転あたりまでしか使わなければ「普通」に近い音しか感じません。
４０００回転を超えたあたりから、どこまでも伸びていくようなロータリーサウンドが心地よく響いてきます。
このへんはいまでも気に入っていて、高速入口では必ず回転数を上げて楽しんでます。

多くの人が心配してる耐久性に関しては、あんまり心配ありませんでした。
７万キロ以上走ってますが、エンジン周りのトラブルは一度もありません。
（内装はお値段相応でちょくちょくいかれますが・・・）
普通のセダンよりはお金のかかるクルマですけど、頻繁なエンジンオイル交換と
燃費水準を覚悟してれば、そんなに苦労するわけではありません。

後部座席は狭いけどなんとか４人乗れるし、いい意味で普通の車でもあります。
万人向けの車じゃないけど、買うならいまのうちですよ～。
中古車でまともなタマを探すのは難しいでしょうから。

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