恭介

とある滅龍士との五度の邂逅②

小説/詩

第二夜

前回は、良き商談を終えるが出来た。

少々値は張るが、実に有意義な買い物だったといえるだろう。

無事ティアマットは倒され、再び安息の地を取り戻すことが出来たのだ。

ようやく何の不安もなくぐっすり眠れる。

しかしそんな日は長くは続かなかった…。

深夜突然、劈くような咆哮で目が覚めた。

まさか!ティアマットの死はこの目で確認した。

蘇るようなことはないはず…。

あわてて窓を開くと、月光を浴びてほのかに輝く体躯が見えた。

またなのか……。

私は再び、件の超A級滅龍士に協力を仰ぐ事にした。



『…要件を聞こう。』

彼はまた、時間きっかりに現れた。

さすがは一流だ。

相変わらずの、ただ者でない物腰に、獲物を狙う豹のような眼。

そして何より前回の鬼神の如き仕事振りで垣間見た、圧倒的な力量。

この男なら間違いはない…私は再び、彼に全てを打ち明けた。

『あの暴龍を…Vrtra(ヴリトラ)を始末してくれ!』

…これが、私と彼との2度目の邂逅である。

  • きぃぷぅ

    きぃぷぅ

    2011/10/12 23:05:00

    お庭で撮った写真のお題を「超A級滅龍士」にしました(o☻ܫ☻o)♪

  • 恭介

    恭介

    2011/10/12 00:54:07

    きっと倒してくれます! どんどん竜はやってきますよw

    化身は人在らざるものが、人の形を取る時にいうものですよ!(たしか)

    つまり化身という場合は人型です。

  • ぱある❥

    ぱある❥

    2011/10/10 21:46:36

    きっと2匹目も倒してくれるんだろうなぁ~。

    3匹目も来ちゃうのかなぁ?どんな竜なんだろぉ~?

    でもさぁ・・・竜ってさぁ、何かの化身だったりすること多くない?