日々の生活での楽しい出来事やいやな出来事は直接気分に影響します。また、相手が好きか嫌いかを判断するには、自分の気分が影響します。同じ相手でも、気分によって好き嫌いが変わることは経験的にも分かると思います。

第一印象は大事な要素なのですが、その他にどのような言葉を交わすかも非常に重要な要素になります。つまり、このときの言葉が気分を左右することになってきます。

①軽薄な話し→相手の気分を害す→最も嫌われる
②無害な話し→相手の気分を左右しない→好かれも嫌われもしない
③その場の状況と結びつく話し→相手の気分を良くするが→最も好かれる

初対面での話しかけは相手に好かれようとして話しかけます。また、それが異性の場合はその傾向が一層顕著になると言われます。

※強化－感情モデル
強化－感情モデルとはもともと中立的な刺激に対し、本来肯定的な意味を有する刺激が同時に提示されることによって、好意的な態度が導かれたり、あるいはもともと中立的な刺激に対し、本来否定的な意味を有する刺激が同時に提示されることによって、否定的・非好意的な態度が生じる傾向を意味します。