私は、彼らのすぐに友達になれる雰囲気がとても好きで、
それと同時に、彼らのお酒の飲み方も好きでした（今もね）。



全員が円になって座り、
一人がアルコールを注ぎ、あいさつをしながら一人ひとり回っていき、
注がれた方も注ぎ返し、
一周したら次の一人が一人一人注ぐために回っていくという飲み方でした。
(もちろん、アルコールの量が多くなるので強制ではなく、お断りもありですよ。)



私はどちらかというと強いほうだったので
(「ざる、いやむしろ、枠」と言われました)、
その時間をとても楽しんでいました。



新しい友達と会話をし、
何を言っても楽しくて、
何を言っても笑ってしまうようになってきたころ（ええ、笑い上戸でしてね）、



ある男の子がお酒を注ぎに、順番で私のところへ回ってきました。



「よっ、なみだうさぎちゃん。楽しんでる?」
「うん、楽しいよー。みんないい友達だねー。」
「でしょでしょ?」
「うらやましいなぁー。こんな感じに集まれるのって。」
「いつでもおいでよ。また飲もうよ。」
「うん、ぜひぜひ。」





～つづく～