「読書の秋に読みたい本」(お題)
この夏、春陽堂から『山頭火文庫 全5巻』が刊行された。1986年同社発行の『山頭火全集』を底本としたもので、1冊1200円と文庫本としては少々お高いが、全5巻揃えればかなり充実したコレクションになりそうだ。
いまのところ、第2巻「行乞記」と第5巻「評伝・アルバム」を買ってきて、あっちを読みこっちを読みしている。
山頭火という人物には惹かれてやまぬものがある。旅をしながら、句を作り酒をくらう。「漂泊の思ひやまず」と旅に出た芭蕉翁とは、旅の意味するところの重さがいささか違う。淋しくてたまらないから旅に出る。山頭火は旅にしか生きられなかったのだろうと思う。
分け入っても分け入っても青い山
自分がここにあることの切なさ、寂しさ、愛おしさに、胸がいっぱいになる。
わかば
2011/11/08 22:13:27
>くるみさん
「しばし佇む 風吹くまで」……おお~♪ 素晴らしい句だと思います。^^b
どうかどうか、くるみさんに当たる風が優しく温かなものでありますように!
くるみ
2011/11/07 21:59:06
ううぅぅ…「何を求める 風の中ゆく」はモガく今のわたしを諭しているような句です。
「しばし佇む 風吹くまで」 (Byくるみ・照)
季節は冬に向かってマッシグラですが…もう少しで優しい風が吹きそうな予感。
マゴつく自分を立て直すのを止めて少しの間じっとしているのもいいのカモ?ね。
わかば
2011/11/07 16:12:30
皆様、コメントありがとうございます。
>盗賊さん
はい、一番乗りのコメントありがとう。^^
記事の内容に関するコメントをいただけたら、もっと嬉しいです。
>くるみさん
あらら、お待たせしたようで申し訳ありません。^^;
久しぶりにブログ広場を覗いたら、プレゼントアイテムが本だったので、慌てて書いたような次第です。^^;
山頭火、いいでしょう?
「さて どちらに行こう 風が吹く」は佳い句ですね。結局どちらに行っても良いのだと思います。気持ちのよい風が吹いていそうです。
「何を求める 風の中ゆく」というニヒリスティックな句もありますが、こちらの風は冷たそうです。自分は何を求めているのか、まだ何かを求めているのか、混沌とした自分には当たる風も冷たく感じられるのだろうと思います。
風をどう感じるかは、結局のところ自分のありよう次第なのでしょう。
心の一番深いところに直接響いてくるような山頭火の句、くるみさんにもお薦めですよ。^^
>紺さん
私もこれほどまとまった量の作品を読むのは初めてでした。「行乞記」は旅の日々の記録ですが、素直な心情やその日に作った句が綴られていておもしろいです。
このシリーズの構成は以下のとおり。
第1巻 句集
第2巻 行乞記
第3巻 其中日記
第4巻 一草庵日記・随筆
第5巻 評伝・アルバム
まずはやっぱり第1巻の句集がよいと思います。それに第5巻があれば参照するのに便利かと。
私も次は句集を買おうと思っています。^^
紺
2011/11/06 21:27:00
こちら系のジャンルは疎い私、山頭火はちゃんと拝読したことがないように思います。
ふむむ、1から読まないと行けないものでもないのですね♪
よいと言われたものは本でも食べ物でもつまみたくなる私。
山頭火初心者は何巻がおすすめでしょうかww?♪
くるみ
2011/11/06 19:35:51
わかばさんの今回のお題ブログ…まだかまだかと楽しみにしておりました。
毎度毎度の無知なわたくしゆえ「種田山頭火」を知りませんでした。お恥ずかしい。
wikipediaの代表句には挙がっていませんでしたが心に染みる句に出逢いました。
「さて どちらに行こう 風が吹く」
迷う自分にこれではいけないと思いながらも結局風に身をまかしてしまう山頭火。
迷う自分を奮い立たせてモガキまくるわたし…ときには風まかせに行動したい限り。
盗賊
2011/11/06 16:00:43
お、久しぶりのブログ。
そして、
コメント1番目!?
私は思う、コラボ企画(部屋改装)後
静かになったと。