私の名前を ・・・
寒さが 近づくと 冬が嫌いな 父を 想います。
そして 大嫌いだった冬の寒い日に 旅立ちました。
昔から 風邪をひくと 耳が痛くなり 喉がいたくなり 頭が痛くなり 大騒ぎした
子供のような 父でした。
父は 苦労人で 幼い兄弟の面倒をよく見た人で 早くに親をなくした叔父叔母の
親代わりでも ありました。
父が 痴呆になってから8年 長い介護生活でしたが 事あるごとに 私を 呼び
ああじゃないこうじゃないと 困らせました。
今想うと この世の中で 一番私の名前を 呼んでくれた人でした。
夫には ママ、お母さん、孫の前では おばぁちゃん。。
夫に 名前呼ばれたことないなぁ。。
もう一度 夢の中でもいいから 私の名前呼んでください。。