古くから秋の七草のひとつとして親しまれてきました。あまり知られていませんが、根は食用になります。韓国では「トラジ」と呼ばれ、キムチやナムルなどの料理にされます。
また、漢方薬や民間療法で咳止めなどの薬として使用されることもあります。

キキョウの花言葉
やさしい愛情、誠実、変わらぬ愛、 従順、優しい温かさ

植える場所
日当たりがよいところがいいのですが、少々日の当たりにくいところでも結構育ちます。また、暑さには強いのですが、根が乾燥するとよくありません。つまり、鉢植えの場合、真夏は直射日光の当たらない明るい日陰に移動させた方がいいでしょう。

殖やし方
種まき、株分け、さし芽でふやします。
種は４月の上旬にまきますが、本格的に咲くのは翌年の６月以降になります。
株分けは地上部が枯れた秋以降が適期になります。この時期は生長はほとんど止まっているので少々傷をつけても大丈夫です。
また、何年も育てていると株が老化するので、このような場合はさし芽で殖やします。５月に芽先から茎を５cmほどの長さに切って１時間ほど水にさして吸水させ、その後湿らせた赤玉土に挿して日陰で管理します。１週間後くらいから徐々に日の当たるところに移動させていくといいでしょう。

水やり
水は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。直植えの場合は真夏に乾くとき以外は必要ありません。また、鉢植えのものは冬にも完全に土を乾かさないように控えめに与えます。