「さくら亭」日報

あずみ

毎日のお着替えやマイルームの改装等、主にニコッと内のできごとを綴ります。

本日のお着替えとワン・モア・ジャンプ

きせかえアイテム

12月限定の新作背景もマッチングイベントの背景も
雪の結晶モチーフが大好物な私には直球で好み!
ただ雪を降らせると「寒い」が来てしまうので
あえて羽を散らしてみました。
コンサートの演出でよく見たなあ。

12月が視野に入り、振袖の求めが厳しくなってきたという話なので
以前から入手するか迷っていた「振袖(煌牡丹)」白を確保。
今はまだ求めがゆるい2011年ものだけれど来年になったら厳しそうだし。
そうなると狙っている2010年の振袖はもっと厳しいという話ですが。
ともあれ「煌牡丹」白はなかなか雪景色に似合うではないですか♪


ここ数日さすがに気温が下がって、晩秋というより初冬かと思います。
冬といえば気になるのがフィギュア・スケート。
リアルの競技を見るのがもちろん一番ですが、
年季の入ったオタとしましてはつい漫画に走ってしまいます。
他のスポーツに比べると漫画も少ない競技ではありますが、
私が愛するのは『銀のロマンティック…わはは』と『ワン・モア・ジャンプ』。
今回は競技としての楽しさと古きよき少女マンガの醍醐味を同時に味わえる
『ワン・モア・ジャンプ』を取り上げます。

作者は赤石路代。コミックス・愛蔵版・文庫版で発売(現在入手できるのは文庫)。
相次ぐ肉親の不幸に見舞われたヒロイン帝(みかど)はペアスケーターの子供。
そこに彼女の異母兄と名乗るトーマという人物が現れ……。
物語としてはトーマへの一途な想いと両者の絆を軸に
それまで隠れていた才能を発揮してオリンピック金メダルを目指すという王道。
何が面白いかというと帝とライバルたちのプログラム。
特に大舞台での表現がドラマチック。
現在とは採点方式やルールも違うけれど
(テクニカルプログラム→ショートプログラムのように)気にならない。
そしてまた私がこの話を滅茶苦茶気に入っている理由はもうひとつ。
帝のライバル緋夏(ひなつ)がツボにはまって萌え転がったからw
登場当時はテンプレの嫌味(金持ちの美少女で何かと妨害)な子が
少しずつ成長して変わっていくのが美味しくて。

赤石作品は昔から結構読んでいるんだけど、どうも時々ががっとはまる。
絵柄の印象が長く現役で変わらないのもすごいけれど
作品ごとにテーマがバラエティに富んでいて面白い(微妙なのもあるけど)。
歴史系、スポーツ、サスペンス、オカルト、社会派など。
中年以上の男性が絵として下手なんだがデッサンとかは違和感ない。
足の描き方は石ノ森章太郎ぽくデフォルメ強めに感じるけど。

とりあえず冬になると読みたくなる話です。
実はトリノ・オリンピック時にたまらなくなって買いなおしたんですが
その時同じことを考えた人が多かったのかヤフオク苦戦しました;
文庫がまだ出てなかったからね。
さて、読み返してこよう♪

  • あずみ

    あずみ

    2011/11/24 01:14:50

    >denkoさま
    金と黒ってよく考えればめっちゃ派手ですね。意識してませんでしたが。
    クラシックでは羽は降らないでしょうねw
    JPOP系になるんだと思いますが、演出が派手でした。

    赤石路代の作品だと『P.A(プライベートアクトレス)』がドラマかなんかになってたかも。
    この『ワン・モア・ジャンプ』はちゃおに掲載されていたそうです。
    『茨の城』、読み応えは十分あるかと思います。内容も次どうなるか目が離せないし。
    私は日本の小説より翻訳小説の方を読んで育ったのですごく影響されてます。
    ルパンを先に読んだのでホームズには長らく敵愾心が消えませんでした。
    横溝正史の全集、文庫で出ないかなー。『獄門島』は大傑作ですよね。

  • denko

    denko

    2011/11/23 02:29:01

    金と黒のゴージャス配色、ステキです!
    羽が降るコンサートって、クラシックではないですね!? w

    今回の本のご紹介は、作品どころか作家さんさえ初耳で、あずみさんの博識に脱帽。

    こないだの京極は、いまひとつ面白くなく2の方は置いといて、サラの茨の城を読み始めました。
    翻訳独特の文体と紙の端から端まで活字でギッシリなのが、モーリスルブランの
    ルパンシリーズにはまっていた頃を思い出し、嬉々と読んでます。
    (最近の日本の小説は会話や意味無し改行、さらに間をとるための行間の空きが多くて
    手軽に原稿代を稼ごうとしてんじゃねーとハラタツノリ。w その点、横溝正史は良かった。)

    第1部の病院に入れられるドンデン返し、これだけで1つの小説を読み終えたかのような満足感が!