☆自転車泥棒
どこにでもあるようなストーリーですが、知る人ぞ知る名作ですよね。こういう映画があったからこそ、今の映画もあるような気がします。
【スジ】
アントニオ(ランベルト・マッジォラーニ)は長い失業生活を終え、ようやく映画のポスター貼りの仕事にありついた。しかし、仕事には自転車がなくてはならないので、やっとの思いで質屋から自転車を戻してきた。それからの彼は幼い息子ブルーノ(エンツォ・スタヨーラ)を自転車に乗せ、ポスター貼りの仕事に精を出した。
ところが、ちょっとしたすきに自転車が盗まれてしまうという事件が起こってしまう。当然自転車がなければ仕事ができなくなり、また失業してしまうのである。また、毎日多くの自転車が盗まれているので、警察も相手にしてくれない。無駄な努力とは分かっているが、アントニオ親子は自ら自転車を探すことになった。
朝早く、2人は中古の自転車市場に出かけると、ここで泥棒らしき男に会う。しかし、肝心の証拠がない。そこで、その男と話をしていた乞食を尾行するが、まかれてしまう。
万策尽きたアントニオは占い師に頼ったりもするが、やはり無駄であった。しかし、いらいらしていた彼は偶然泥棒を発見するのであるが、多勢に無勢でやられそうになる。この危機を救ったのが、ブルーノであった。警官が来たのであるがやはりなんの証拠もない。
そして、とうとうアントニオは自転車を盗むのであるが、運悪くすぐに捕ってしまう。ここでも危機を救ってくれたのはブルーノであった。
この映画、ブルーノがいい味だしてましたね。
spring
2012/01/02 22:02:50
イタリアは日本と同じ敗戦国でしたから、この自転車泥棒は当時の世相がわかるような映画でした。人間の不条理を描いた名作だと思います。
saki
2011/12/21 23:25:04
昔観たのですが、細かいところは覚えていないんです。
でも、後味が良かったというか、心が温まったという印象は残っています。
パドメ
2011/12/21 19:10:31
気の毒なアントニオ
ルイ
2011/12/21 18:02:02
プルートと空目。