自分日記

みお

自分の記録をここに
そして皆さんの心のなかに
残したいです

紙の気持ち

小説/詩

何の意味も持たないただ白い紙に
命を吹き込むのは人間で
意味を持ち文字や絵で命を持っていた紙から
命を奪い取るのも人間で

人の心に人の言葉を届ける手紙だったり

色々な人を渡り歩く本の1ページだったり

婚約指輪を買ったときのちょっと高めなレシートだったり

ボロボロになるまで使われる紙ファイルだったり

1本の木から作られて
それぞれ違う生き方をして
どんな使われ方するのかなって
わくわくしながら人に渡って

昔だったら赤紙になって
人の希望と静かな涙を
声が出ないまま眺めたり

さつまいもと一緒に燃やされて
小さな子どもの笑顔を見たり

どうせこんな1度きりの命なら

どうか笑顔に会わせて下さい

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ちょっとルーズリーフを無駄な使い方してしまって
申し訳ないと思い
書いた詩です