ここ１週間で買ったもの。
自分の音楽性の崩壊を如実に表す、ＣＤ群。

**OVERSEAS**

SHALLOW LIFE / LACUNA COIL
2009 13+1TRACKS ITALY
CENTURY MEDIA / MAQUEE AVALON
　イタリアのゴシック。男女ダブルヴォーカル。「今作はキャッチー」との声を聞いたが、アメリカのEVANESCENCE成功の影響をモロに被ったのか、前作に引き続き、曲があまりにもコンパクトに出来過ぎている。強いて言えばUSゴシックだろう。以前のダイナミズムを取り戻して欲しいところだ。女性パートはEVANESCENCEっぽいんだけど、男性パートはRob Zombieっぽくて笑っちゃうんだよね。


**DOMESTIC**

DON’T STAY / 玉置成美
2008 13+1TRACKS JAPAN
SONY RECORDS
　機動戦士ガンダムSEED主題歌起用でデビューした玉置成美の４ｔｈ。正直買うのを忘れていた。今作はカッコ良いアニソン的楽曲が減り、ラップ/ヒップホップなんかにも手を出し、方向性が迷走している感じ。一聴で彼女とわかる、特徴的な声が魅力であるので、もう一度楽曲・方向性を練り直し、進化したアルバムを聴きたいと思う。なお、今作を機にSONYからUNIVERSALにレーベル変更したようである。商業主義からの脱却で一安心。これからは楽曲勝負で売り出して欲しい。次はきっと良いアルバムになるだろう。

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BEAUTIFUL / MEG
2009 10 TRACKS JAPAN
UNIVERSAL J
　試聴盤を聴いて、ほぼ衝動買い。過去の作品については知らない。MEG という女性の氏素性も知らない。購入動機はPerfumeサウンドプロデューサーの中田ヤスタカ（capsule）のプロデュース作品であること。中田ヤスタカ作品は初期のcapsule を母体としながら、最近のPerfumeがカッコ良い楽曲の独自路線、本家capsuleがクラブサウンドへ著しく傾倒など、それぞれの細分化された音楽性に固まりつつある中、このMEGに初期capsuleにあった実験性が残されているように感じる。中田ヤスタカ中毒にはお薦め。

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FACT / FACT
2009 15 TRACKS JAPAN
AVEX ENTERTAINMENT
　上記MEGの横にあった試聴盤。能面のジャケに惹かれて聴いたら、これがUSのKILLSWITCH ENGAGEに代表されるようなメタルコア路線。ノーマルヴォイスを基本路線に時折喚き型デスヴォイスが顔を覗かせる。楽曲も幾分ハード目。ギターリフのエッジもまあまあ。本人たちはパンクからのアプローチをスタンスとしているよう。メタルコアというジャンルは日本人にとっても作り易いのではないかとかねがね思っていたが、ある程度のレベルをクリアしているので購入した。ラルクアンシエルなどに聴かれる、日本人特有のメロディがあったりと、本家USとは違った「しっとり感」が好感をよぶ。ただ、オリジナリティが無いので、先行き不安。６曲目の出だしが完全にメロデスなので、笑える。