遠い記憶
今週のブログテーマは「友人」なんですね。
そんな友情をネタにして限定アイテムゲットだなんて、
何てゲンキンな事させるんですか?(/ω\)
…とか思いつつもふと遠い記憶が蘇ったので書いてみる(書くんかい)。
あれは小学校入学したての遠い遠い(苦笑)昔の事。
当時の担任の先生がみんなにこう言った。
「Aちゃんは心臓が悪いので体育は見学することになってます」
そう言われて見たAちゃんは本当に色が白くて、見るからに病弱そうな子でした。
今思えばかなり重度の心臓病の子だったんだと思います。
走るのも駄目、プールも駄目、勿論ドッジボールも駄目。いつも体育は先生の言うとおり当然のごとく見学でした。
他に友達が居なかったわけじゃないと思うんだけど、彼女はたまに私の家に遊びに来たり
私がピアノ習ってると言ったら自分もやりたいと言い出して習い出したりと、
たまに少女時代特有の真似っこをしたりしてました。
自惚れかもしれないけれど、今思うともしかしたら
私に結構懐いてくれてたのかも知れない。
でも私は彼女の事を嫌いではない反面、
どこかで彼女に対して手放しで好きとは言えない感情がありました。
多分、彼女の青白くて生気をあまり感じさせない風貌が、
死の匂いをまとっているように見えて子供心にどこかで怖れていたのかもしれません。
その後、私は転校してその子とはそれっきり会ってません。
風の噂では中学くらいの時に手術をしたものの、結局病気が完治することはなく
残念ながら亡くなってしまったとのことでした。
今思うと、毎日一緒に遊ぶ程の仲でもなかったし友人と言っていいのかも分からないけれど
あれから十何年も経っているのに彼女の事は折に触れふと思い出してしまうのでした。
幼心に恐いと感じてしまった罪悪感と、一緒に遊んだ思い出と共に…。
もし生まれ変わりがあるとしたら、今度は健康な身体で産まれて
元気に走り回っていますように…。
くりす
2009/06/01 04:09:50
>にこりん様
医療従事者等、一部職業の方を除き普段誰かの死というものが日常ではないものにとっては
死というものは生という扉一枚隔てた非日常なんですよね。
彼女はその扉の境界が他の人よりも曖昧でそれ故に幼心に色々と思うところがあったのだと思います。
>魂は磨かれるもの
むむむ…なかなか哲学的なご本を読んでらっしゃるようで。でもいい事言いますね。
いやいや、クサイなんて事はないですよ。
人生の通過点の一瞬でも彼女と出会った事に意味があるとするなら、
彼女の人生の一部に触れ、彼女が生きられなかった分も生きるというのが
今でも生きていられる私の使命なのかもしれませんね(*'-')
にこりん
2009/05/31 23:12:04
死を身近に感じてしまう恐怖は、持っていても良いと思うのですよ。
(本能的に持っているものですし、罪悪感を感じる必要は無いかと・・・)
ある本の受け売りですが、
魂は磨かれるもの、その女の子が生きているときに出会った人は、女の子の魂(人生?)の一部に触れ、
磨かれ・受け継がれていく
(これを読んで、自分に恥じない生き方をしようと決めたのは内緒です (*´艸`) )
生まれ変わりがあるかは、分かりませんが、
くりすさんも、その女の子の魂の一部に触れ、少なからず魂を磨き・受け継いだんじゃないかなっと思います
(って、ちょっとクサ過ぎですかね ^_^; )